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イーグルスがDTブッカーと引き換えにレイダースCBベネットを獲得

2025年08月05日(火) 11:57

ジャコリアン・ベネット【AP Photo/John Locher】

フィラデルフィア・イーグルスとラスベガス・レイダースがトレードを成立させ、トレーニングキャンプに刺激をもたらしている。

現地4日(月)、イーグルスがレイダースとのトレードでディフェンシブタックル(DT)トーマス・ブッカーと引き換えにコーナーバック(CB)ジャコリアン・ベネットを獲得すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

2023年ドラフト4巡目で指名されたベネットは、ブッカーよりも先発経験が豊富な選手としてスーパーボウル優勝チームに移籍する。ベネットはレイダースで24試合に出場し、そのうち11試合で先発を務め(昨季は7試合)、通算でタックル58回、パスディフェンス11回を記録してきた。

イーグルスのセカンダリーが充実しており、昨季に被パスヤードでリーグトップに輝いたことを踏まえると、ベネットが新天地で即座に主力として起用される可能性は低い。とはいえ、クインヨン・ミッチェルやクーパー・デジャン、ケリー・リンゴ、アドリー・ジャクソン、マック・マクウィリアムズを擁するCB陣にさらなる厚みを加える存在となることは間違いないだろう。

一方、2022年ドラフト5巡目でヒューストン・テキサンズから指名されたブッカーは、昨季にイーグルスで全17試合に出場(うち1試合に先発出場)し、タックル18回、サック1回をマーク。ブッカーの加入により、クリスチャン・ウィルキンスの放出で変化のあったフロントセブン内側は選択肢が充実するだろう。

どちらのチームにとっても劇的な変化がもたらされるトレードとは言えないが、ロースターが徐々に固まり、トレーニングキャンプが進む中で、53人のロースターから最大限の力を引き出すために同様の動きに出るチームは増えてくるだろう。

【RA】