「あんなものはゴミ箱に捨てた」とスーパーボウル敗戦を一蹴するチーフスTEケルシー
2025年08月08日(金) 10:15
カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズは、フィラデルフィア・イーグルスに敗れた第59回スーパーボウルを今シーズンのモチベーションとしている。一方、タイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは、その大敗を引きずるつもりはないようだ。
現地6日(水)、ケルシーは「あんなものはゴミ箱に捨てた」と『ESPN』のネイト・テイラーに語った。
「もうとっくに吹っ切れている。想像以上に早かった。オフシーズンの間は今年のシーズンに集中していたよ」
チーフスが3連覇を逃し、ケルシーが39ヤードに終わる不本意な結果を残した直後から、彼の将来に関する疑問の声が渦巻いた。しかし、現役続行を決めてから、いずれ殿堂入りすることが確実視されるケルシーは全力で取り組んでいる。
35歳のケルシーは明らかに以前より絞られた体でキャンプに姿を現した。キャンプ初期には、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードはケルシーが「ほっそりした」と評し、「まるで20歳みたいだな」と冗談を飛ばしている。
チームメイトたちより10歳以上年長ということもあり、練習の一部を免除されることがあっても、ケルシーはトレーニングキャンプの厳しさをいまなお楽しんでいると言う。
「つらい時期を乗り越えて、それを楽しむしかないんだよ」とケルシーは語った。
「今は全力で突き進んでいる。トレーニングキャンプだから、毎日疲労やハードなメニューで体が悲鳴を上げる。でも、そういうものだと割り切って楽しんで、乗り越えていくしかないんだ」
プロボウルに10回選出されているケルシーが願うのは、この過酷な日々の先に4度目のスーパーボウル制覇が待っていることだ。その後で、最高の形でキャリアに幕を下ろすかどうかを決めればいい。
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