膝負傷の49ersWRアイユーク、シーズン第6週の復帰を目指す
2025年08月12日(火) 10:04
サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークの復帰時期の目標は定まっているが、それは状況次第で変わる可能性がある。
ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を断裂し、2024年シーズン最後の10試合を欠場したアイユークは、2025年レギュラーシーズン第6週に復帰することを目指していると、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが現地11日(月)に明かした。
シャナハンHCは、状況は流動的であり、アイユークの復帰時期には幅があると強調した一方で、現時点では10月12日(日)に行われるタンパベイ・バッカニアーズ戦での復帰が見込まれていると述べている。
チーム公式記録によると、アイユークについて質問されたシャナハンHCは、次のように答えたという。
「過去に何と言ったかは覚えていないが、(セーフティ/Sマリク)ムスタファや(クオーターバック/QBカーティス)ルーク、ブランドンは、みんなほぼ同じ時期の復帰になると考えている。それぞれが違う段階にあるが、現状から判断すると、だいたいシーズン第6週あたりだと思っている。つまり、シーズン第10週かもしれないし、シーズン第5週かもしれないが、そのあたりから考え始めるし、まだずっと先の話だ。シーズン第1週やそのあたりではないことは分かっているから、今は特に深く考えていない」
シーズン第6週というのは、アイユークの明確な復帰時期ではないものの、チームから示された最も重要な指標となっている。シャナハンHCは7月、アイユークは順調に回復しているが、復帰時期は未定だと語っていた。
2020年NFLドラフト1巡目で49ersに指名された27歳のアイユークは、キャリア6年目を迎えようとしている。
しかし、アイユークは2年連続でトレーニングキャンプを欠席している状態だ。
2年連続で1,000ヤード超えを達成したアイユークは、新契約を求めて2024年のキャンプ中にホールドインを実行し、トレードも要求していた。アイユークは契約延長を実現させたものの、シーズン中は苦戦を強いられ、レシーブ25回で374ヤード、タッチダウン0回という数字にとどまり、シーズン第7週に敗れたカンザスシティ・チーフス戦で膝を負傷した。
現在はアイユークが今シーズン第6週に復帰することが期待されているが、最終的には膝の回復具合と経過を見守ることになるだろう。
【RA】