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QBウォードのプレシーズン初戦を評価も「まだ道半ば」とタイタンズHCキャラハン

2025年08月12日(火) 13:42

テネシー・タイタンズのキャメロン・ウォード【AP Photo/George Walker IV, File】

テネシー・タイタンズからドラフト全体1位で指名されたクオーターバック(QB)キャメロン・ウォードは、現地9日(土)に29対7で敗れたタンパベイ・バッカニアーズ戦でワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーとの素晴らしい連携を見せ、堅実なプレシーズンデビュー戦を飾った。

映像を確認したタイタンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンは新人クオーターバックのパフォーマンスに満足しつつも、まだ改善すべき点があるとの見解を示した。

チーム公式サイトによると、キャラハンHCは日曜日に「キャムはまだ道半ばだ。まだ取り組んでいることがたくさんある。彼にとっては良いスタートだったと思うし、励みになる内容だった。成果もあったが、引き続き努力しなければならない点がいくつかある。ボールを素早く投げることや、そのタイミングについてもまだ取り組んでいるところだ。キャムについてはまだまだやるべきことがある」と述べたという。

ウォードは最初のドライブで序盤2回のパスに失敗し、すぐにスリーアンドアウトを喫した。しかし、次の攻撃ではリドリーへのパスを3回通し、タイタンズは11回のプレーで75ヤード前進した。そのドライブはランニングバック(RB)トニー・ポラードが1ヤードのタッチダウンランで締めくくっている。

2回のドライブで、ウォードはパス8回中5回を成功させて67ヤード、パサーレーティング89.1をマークした。

2025年NFLドラフト全体1位指名を受けたウォードは、土曜日に強肩を披露し、フィールドの至る所にボールを力強く投げることができていた。初めて本格的にNFLの試合に臨んだルーキーとしては優れたパス精度と有望な判断力を示し、ターゲットにするレシーバーを素早く切り替えていたと言える。一方、ポケット内でのフットワークをはじめとする改善点もいくつかあり、後ろ足に重心を置いたまま投げてしまう場面が散見された。また、まだオープンになっていないところへボールを通そうとして、危うくインターセプトされそうになる場面もあった。

全体として、タイタンズはフランチャイズの顔となる選手が試合で圧倒されていなかったことを喜んでいるに違いない。

タイタンズはプレシーズン第2戦として金曜日にアトランタ・ファルコンズと対戦する予定だ。それに先立って行われるアトランタでの合同練習で、ウォードはより多くの重要な練習機会を得ることになるだろう。

【RA】