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バイキングスWRムーアがプレシーズン初戦で膝負傷、シーズン終了に

2025年08月13日(水) 08:39

ミネソタ・バイキングスのロンデール・ムーア【AP Photo/Matt Krohn】

ワイドレシーバー(WR)ロンデール・ムーアのカムバックシーズンはプレシーズンのわずか1プレー目で幕を閉じた。

ミネソタ・バイキングスが現地12日(火)、ムーアがプレシーズン初戦でシーズン終了につながる膝のケガに見舞われたと発表。

2023年シーズン第18週を最後にレギュラーシーズンの試合に出場していないムーアと、苦境に立たされているバイキングスのワイドレシーバー陣にとって、今回の負傷は大きな打撃だ。

2021年NFLドラフトの2巡目でアリゾナ・カーディナルスから指名されたムーアは、昨季にアトランタ・ファルコンズに移籍したものの、右膝に深刻なケガを抱えていたことから全試合を欠場。回復とリハビリに長い時間を費やした後、ムーアは2025年にバイキングスと契約し、リターナーとしての役割を担いながら、ビッグプレーを生み出すポテンシャルを武器にレシーバーとしてフィールドに立つことを目指していた。

その期待は土曜日に行われたプレシーズン初戦で打ち砕かれている。ムーアはその試合で初めて参加したプレーでパントをキャッチし、サイドライン沿いでタックルされた際に負傷。長時間試合が中断された後、カートに乗せられてフィールドを後にした。その深刻な状況から、ムーアの予後について最悪の事態が懸念された。

火曜日の発表はその懸念を裏付けるものとなった。ジョーダン・アディソン(出場停止)とムーアを欠いた状態でシーズン最初の3試合に臨まなければならなくなったバイキングスには、ハムストリングのケガに悩まされているスターWRジャスティン・ジェファーソン、ジェイレン・ネイラー、そしてラッキー・ジャクソン、タイ・フェルトン、セイヤー・トーマスらの中からプレシーズンのロースター争いを制した選手が残されることになる。

一方、ムーアは不幸にもおなじみとなってしまった回復とリハビリに取り組む生活に戻ることになった。

【RA】