グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック（QB）ジョーダン・ラブは予期せぬ親指の負傷により、練習を一時的に休んでいる。

現地12日（火）、パッカーズのジェネラルマネジャー（GM）ブライアン・グーテクンストはラブが左手親指の手術を受け、来週には練習に復帰する見込みだと報道陣に明かした。グーテクンストGMはラブがレギュラーシーズンに欠場する見込みはないとつけ加えている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはラブが火曜日に手術を受ける予定だと報じた。

グーテクンストGMによると、ラブは土曜日に実施されたニューヨーク・ジェッツとのプレシーズン初戦の第1クオーター中盤にサックで終わった第3ダウンのプレーで、ポケットから抜け出そうとした際に左手がディフェンシブタックル（DT）ジャイ・トゥフィールのヘルメット側面にぶつかり、負傷したという。それはラブがその試合で参加した最後のプレーとなった。グーテクンストGMはラブのケガを“靭帯の問題”と説明している。

「ああ、その最後のプレーで2人の間を抜けたときだ。ヘルメットがぶつかったんだと思う」とグーテクンストGMは語った。

負傷したのが投球側の手ではないことは朗報だと言えよう。復帰後、センターからスナップを受ける動作には影響があるかもしれないが、シーズンを通して続く可能性がある厄介な問題は免れたと見られている。

グーテクンストGMはラブの見通しについてあまり懸念を示さず、パッカーズは「十分な余裕を持って復帰させるつもりであり、長期的な影響が出るとはまったく考えていない」とコメント。ヘッドコーチ（HC）マット・ラフルアーも同様の見解を示し、“比較的早い回復”が見込まれていると報道陣に語った。

「彼はこれまで良いキャンプを過ごしてきた。もちろん、復帰したら彼の状態を見極めるつもりだ」とグーテクンストGMは述べている。

「来週には練習に復帰すると思う。シアトル（シーホークス）戦までにどれだけプレーできるかは様子を見ていくことになる。しばらくは日毎に観察していくことになるだろう」

「チームとして取り組みたいから、どの選手も欠けてほしくはない。言うまでもなく、誰にでも練習は必要だ。だがより重要なのは、彼がシーズン第1週に間に合うことだ。それが一番大事なことだ」

ラブが離脱する間はバックアップQBマリク・ウィリスがペンシルベニア州立大学時代にスター選手として活躍したショーン・クリフォードやカナダの大学でプレーしていたテイラー・エルガースマを擁するクオーターバック陣を率いることになる。

【RA】