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ビルズRBクックがホールドインを経て練習復帰、「状況は変わった」とマクダーモットHC

2025年08月13日(水) 09:49

バッファロー・ビルズのジェームス・クック【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

バッファロー・ビルズのランニングバック(RB)ジェームス・クックがホールドインを終えた。

クックは現地12日(火)に練習に復帰し、ウオームアップ中はヘルメットとパッドを着用していたと、現場にいた複数の記者が伝えている。『Associated Press(AP通信)』によれば、クックはチームドリルを含むすべての練習に参加し、練習後の取材には応じなかったという。

ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモットは火曜日の練習前に、1,000ヤード超えを2年連続で達成したクックが“今日の練習に参加する見込み”だと発言していた。その後、クックは実際に練習に復帰している。

クックは自主参加のオフシーズンワークアウトを欠席した一方で、6月に行われた参加必須のミニキャンプには姿を現し、先月から始まったトレーニングキャンプにも集合していた。しかし、8月3日に“ビジネス上の理由”を挙げて練習への参加を中断。プレシーズン初戦のニューヨーク・ジャイアンツ戦ではユニフォームを着用したものの、出場はしなかった。

ホールドインを始めてから9日後、クックは練習に復帰している。

マクダーモットHCは「状況は変わったと言えるだろう」と述べ、こう続けた。

「もちろん、ジェームスとは話し合ってきた。前にも言った通り、良い話し合いだった。私たちが得ている情報では、彼は今日練習に参加する方向で動いている。どうなるかはもうすぐ分かるはずだが、現時点ではそういう情報を得ている」

マクダーモットHCは何が“変わった”のかについては詳しく説明していない。

ビルズは団体労働協約(CBA)に基づき、練習参加やプレシーズンゲームへの出場を拒否したクックに罰金を科す可能性があった。

また、契約の合意が間近に迫っている可能性もある。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは先週、“交渉を重ねる中で両者の間に大きな隔たりはなかった”と報じた。

状況が変わった理由はどうあれ、クックは練習に参加している。レギュラーシーズン開幕まで3週間あまりとなる中、ビルズファンにとってそれは喜ばしい光景だと言えよう。

【RA】