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コマンダースがPUPリストのWRマクローリンをアクティブ登録

2025年08月17日(日) 14:52

ワシントン・コマンダースのテリー・マクローリン 【AP Photo/Mark Schiefelbein】

現地16日(土)、ワシントン・コマンダースがアクティブ/PUP(身体的にプレー不可/故障者)リストからスターワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンをアクティブ登録した。ベテランのマクローリンはこれで、トレーニングキャンプ開始後、初めて練習に参加することができるようになる。

しかしながら、これによってチームのオフシーズンに暗雲をもたらしている契約問題が解決に向かい始めたということではないと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えている。

コマンダースのヘッドコーチ(HC)ダン・クインは土曜日に、マクローリンがPUPリストを外れたことは、チームのプレー復帰プログラムの一環だと記者団に語った。クインHCから契約交渉についての新情報はもたらされていない。

「われわれには信頼するプレー復帰プロセスがある」とクインHCは『The Athletic(ジ・アスレチック)』にコメントした。「効果があるのは分かっているんだ。だから、1つ1つすべての段階を踏んでいく」

29歳のマクローリンは3年契約の最終年に入っており、今年のベースサラリーは1,550万ドル(約22億7,600万円)となっている。トップエンドのワイドアウトとしては現在のマーケット相場を大きく下回る数字だ。

契約問題によって、昨シーズンにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに驚きの出場を果たした勢いを継続したいコマンダースとマクローリンの間にピリピリしたムードが高まっている。

マクローリンはオフシーズン中にチームの合同練習や参加必須のミニキャンプを欠席。キャンプへの合流も遅れ、その後は足首のケガのためにPUPリストに登録されていた。

話がこじれた結果、7月31日(木)にはマクローリンがトレードを要求する事態にまで発展したが、コマンダースがこれに応じる兆候は見られない。

それでも、今回の知らせは解決に向けた小さな前進と考えていいだろう。レギュラーシーズン開始が迫る中で攻撃コーディネーター(OC)クリフ・キングスベリーは前日に、マクローリンがフィールドに戻ってくることの重要性を説いたばかりだった。

【M】