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トレードの可能性があるコマンダースRBブライアン・ロビンソンがベンガルズ戦に欠場

2025年08月19日(火) 08:58

ワシントン・コマンダースのブライアン・ロビンソンJr. 【AP Photo/Derik Hamilton】

チームでの未来についてのうわさが飛び交う中、ワシントン・コマンダースのランニングバック(RB)であるブライアン・ロビンソンは、現地18日(月)にシンシナティ・ベンガルズと対戦するプレシーズンゲームに出場しない。

来週に行われるロースターカットダウンを前にトレードの可能性が浮上している状況で、ロビンソンとコマンダースの双方が、ベンガルズ戦でプレーしないことに合意している。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが情報筋の話として伝えた。

ベースサラリー340万ドルの契約最終年を迎えているロビンソンは、昨シーズンにキャリー187回で799ラッシングヤードとタッチダウン8回をマーク。26歳のロビンソンは相手守備陣に押し込んでヤードを稼ぐパワーを持つランニングバックではあるものの、キャリア通算でキャリー平均4.1ヤードという数字から、爆発力には欠けており、ビッグプレーが見られることも少ない。

以前の首脳陣によってドラフト3巡目で指名されたロビンソンだが、ワシントンでのキャリアはルーキーシーズンが始まる前にカージャックを狙った事件で銃撃され、1年目に4試合の欠場を強いられたことから停滞していた。これまでの3シーズンで、キャリー570回、2,329ラッシングヤード、タッチダウン15回を記録し、1シーズンで800ヤードを超えることはなかった。

今の段階でトレードが成立しても、ドラフト資本が十分に戻ってくることはない。どういった取引であれ、そこから得られるものとして可能性が高そうなのは、後半のラウンドでの指名権か、指名順の交換になるだろう。

負傷のリスクを踏まえると、両サイドがロビンソンが出場しないことに同意したのもうなづける。

先発見込みの選手としてキャンプを迎えたロビンソンだが、コマンダースにはベテランのオースチン・エイケラーがいる。とは言え、キャリアのこの段階で主力選手になることはないだろう。7巡目指名選手のジャコリー・クロスキー・メリットがコーチ陣に強い印象を与えたと報じられており、チームがロビンソンとたもとを分かつことがあれば、クロスキー・メリットの出番が来るかもしれない。コマンダースのプレシーズン第2戦を迎えた段階で、デプスチャートにはほかにクリス・ロドリゲスJr.、ジェレミー・マクニコルス、デメトリック・フェルトン、カズミア・アレンがいる。

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