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【2016年第12週】ベアーズが第4Qに怒とうの反撃もタイタンズが逃げ切り

2016年11月28日(月) 10:17


テネシー・タイタンズのリシャード・マシューズ【AP Photo/Nam Y. Huh】

現地27日(日)、シカゴ・ベアーズの本拠地ソルジャー・フィールドに、テネシー・タイタンズを迎えて行われた試合は、タイタンズが第4クオーター最後のベアーズの攻撃をしのぎ切り、27対21で勝利した。

第1クオーター、ベアーズはケガで欠場のクオーターバック(QB)ジェイ・カトラーに代わって初先発したマット・バークリーが、タイトエンド(TE)ダニエル・ブラウンへのタッチダウンパスをヒットして先制する。対するタイタンズもQBマーカス・マリオタからTEデラニー・ウォーカーへのパスで敵陣へ攻め込むと、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが左オープンを走りきるタッチダウンランですぐさま追いついた。第2クオーターはQBマリオタからTEウォーカーへのタッチダウンパスで逆転し、さらにはワイドレシーバー(WR)リシャード・マシューズへのタッチダウンパスで突き放す。

21対7で後半に突入すると、ベアーズは第3クオーター開始のオンサイドキックを成功させ、攻撃権を奪取してゴール前まで攻め込むも、QBバークリーがラッシュをかわして不用意に投じたパスをストロングセーフティー(SS)ダノリス・シーアシーにインターセプトされ、チャンスを逃してしまう。タイタンズはQBマリオタの29ヤード、スクランブルでゴール前まで迫るもフィールドゴールでの追加点にとどまった。

第4クオーターではタイタンズがさらにフィールドゴールを決めて27対7となるが、ここからベアーズQBバークリーが躍動し追い上げる。まずは7本のパスを5人のレシーバーに投げ分けてゴール前に迫ると、最後は6人目WRマークェス・ウイルソンへのタッチダウンパスで27対14とした。その後、タイタンズの攻撃をスリーアンドアウトに抑えたベアーズは、QBバークリーが絶妙なパスをエンドゾーン右隅に走り込むWRディオンテ・トンプソンへ供給してタッチダウン。27対21と6点差に迫る。

モメンタムを完全に支配したベアーズはタイタンズの攻撃をまたもやスリーアンドアウトに抑えて攻撃権を奪取。QBバークリーはWRウィルソンへ21ヤード、23ヤードのパスを連続してヒットし、ゴール前まで迫る。当然ながら、ベアーズのホームソルジャー・フィールドのボルテージは最高潮に達した。タイムアウトが明けて、ベアーズのゴール前最初の攻撃はQBバークリーがエンドゾーン内でガラ空きのWRジョシュ・ベラミーに対し、これ以上ないボールを投じるも、これをベラミーが痛恨のドロップ。その後、第4ダウンの攻撃もWRトンプソンが落球し、勝利の女神はタイタンズに微笑んだ。

タイタンズQBマーカス・マリオタはパス23回中15回成功、226ヤード、2タッチダウン、インターセプトなしの活躍。チームは勝率を5割に戻し、AFC南地区の首位テキサンズに食らいついている。

ベアーズQBマット・バークリーはパス54回中28回成功、316ヤード、3タッチダウン、2インターセプト、第4クオーターはバックアップQB以上の活躍でチームを率いた。WRマークェス・ウイルソンは8回レシーブ、125ヤード、1タッチダウンをマークしている。

次週、ベアーズはホームでサンフランシスコ・49ersと対戦する。タイタンズはバイウイークだ。