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【2016年第12週】バッカニアーズが躍動、攻守にシーホークスを圧倒して勝利

2016年11月28日(月) 10:48

タンパベイ・バッカニアーズのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Chris O'Meara】

現地27日(日)、NFC南地区2位のタンパベイ・バッカニアーズは、NFC西地区1位のシアトル・シーホークスとホームで対戦。攻守ともにエネルギッシュなプレーでシーホークスを圧倒した。猛烈なパスラッシュでクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンを苦しめ、タッチダウンを許さぬまま14対5で完勝している。

試合開始早々、バッカニアーズは果敢に敵陣に攻め込み、まずワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスがタッチダウンして先制する。次の攻撃でも、QBジェイミス・ウィンストンがタイトエンド(TE)キャメロン・ブレイトへの27ヤードパスの後、WRエバンスへの23ヤードパスで追加点。14対0とリードした。守備陣も大奮闘、強いプレッシャーでQBラッセル・ウィルソンをサックし、シーホークスに隙を与えない。しかし、自陣4ヤードからの攻撃で、ホールディングの反則が5ヤードペナルティとなり、その結果セーフティでシーホークスに2点を献上。14対2となった後、シーホークスはフィールドゴールで追加点を得た。バッカニアーズも48ヤードフィールドゴールの機会を得るが失敗。残り53秒ではQBウィルソンのパスをインターセプトするが得点には結びつかず、14対5とバッカニアーズのリードで前半を折り返した。

後半は両守備陣が後に引かず7回の攻撃がパントに終った後、第4クオーター序盤でシーホークスがバッカニアーズのランニングバック(RB)ダグ・マーティンのファンブルを誘発。ボールを奪って自陣41ヤードからの攻撃になるも、敵陣27ヤードでタイトエンド(TE)ジミー・グラハムがファンブル。バッカニアーズのラインバッカー(LB)ラボンテ・デービッドがリカバーし、53ヤードリターンで敵陣25ヤード地点まで一気に攻め込んだ。しかし、QBウィンストンのパスをシーホークスのセーフティ(S)カム・チャンスラーがエンドゾーンでインターセプト。ターンオーバーに続くターンオーバーになった。

残り4分、9点を追うシーホークスは第3ダウンをサックされた後、第4ダウン14ヤードをコンバートし、敵陣31ヤードまで攻め込んだ。しかし残り1分36秒、QBウィルソンが放った深いパスをバッカニアーズSブラッドリー・マクドゥーガルドがゴール前2ヤード地点でインターセプト、試合を決定づけた。シーホークスはタッチダウンを奪えぬまま、14対5でバッカニアーズに敗れている。

バッカニアーズQBウィンストンは220ヤード、2タッチダウン、1インターセプト。

シーホークスQBウィルソンは118ヤード、2インターセプト、サック6回。第3ダウンのコンバートは11回中1回成功のみだった。

チームの獲得ヤードはバッカニアーズ338ヤードに対してシーホークスが245ヤード。ターンオーバーはバッカニアーズ2に対してシーホークスは3を記録している。これでバッカニアーズは6勝5敗、シーホークスは7勝3敗1分となった。

シーホークスSアール・トーマス、CB(コーナーバック)デショーン・シードは故障で欠場している。