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【2016年第12週】両陣QBが3TDを記録も軍配はドルフィンズに、49ersは10敗目

2016年11月28日(月) 09:42

マイアミ・ドルフィンズのジェイ・アジャイ【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムで現地27日(日)に行われたサンフランシスコ・49ersとの一戦は31対24でドルフィンズに軍配が上がった。先制した49ersはクオーターバック(QB)コリン・キャパニックが3タッチダウンを記録する活躍を見せたが、流れに乗ったドルフィンズ攻撃陣を食い止めきれずに今季10敗目を喫している。

49ersは最初の攻撃でテンポよくドルフィンズ陣地に進入すると、キャパニックが右サイドに逃げたランニングバック(RB)カルロス・ハイドにパスをヒットさせてタッチダウン。49ersの先制後は互いにパントを蹴り合い、ドルフィンズ攻撃陣が相手陣地に攻め込んだところで第2クオーターに入る。

ドルフィンズQBライアン・タネヒルがワイドレシーバー(WR)デバンテ・パーカーに10ヤードのパスを通してゴールラインを割ったが、パスインコンプリートを取られて無効に。それでも、センター(C)ジェイク・ブレンデルからボールを受け取ったRBジェイ・アジャイが2ヤードを走り込んでタッチダウンを決めてみせる。ドルフィンズは守備陣も調子をつかみ、自陣に攻め入ってきた相手QBキャパニックがタイトエンド(TE)ギャレット・セレクを狙って放ったパスを封じてラインバッカー(LB)キコ・アロンソがリカバー。そのまま敵陣に前進し、タネヒルがゴール前に駆け込んだTEディオン・シムズに放ったパスが通ってタッチダウンをヒットさせた。前半はドルフィンズが7点をリードして終了している。

後半最初のドライブでは49ersのQBキャパニックがWRトレイ・スミスを狙ってパスを投げるも、ドルフィンズのLBアロンソにインターセプトされてしまい、攻撃権を喪失。ドルフィンズはこれをフィールドゴールで追加点とし、49ersを突き放す。反撃に打って出たい49ersはパスを繋いで敵陣ゴール手前4ヤードに攻め込み、うまく守備をかわしたTEセレクにキャパニックがタッチダウンパスをつないだ。しかし、第3クオーター終盤にQBタネヒルが逆サイドにいたWRケニー・スティルスに深いパスを通し、43ヤードタッチダウンが決まる。

ドルフィンズリードの24対14で迎えた第4クオーターはWRレオンテ・カローが相手ディフェンスにつかまれながらもタッチダウン。逆襲のチャンスを狙う49ers陣営はQBキャパニックが細かくパスをつないでドルフィンズ陣地へと進み、WRスミスへのパスが今度は通ってタッチダウンを獲得した。さらに、フィールドゴールを成功させた49ersは試合時間残り1分44秒から最後の攻撃に出るも、得点には及ばず31対24で試合は決した。

ドルフィンズQBタネヒルはパス30回中20回を成功させて285ヤード、3タッチダウンのパフォーマンスを披露。

49ersのQBキャパニックは46回のうち29回のパスが成功し、296ヤード、3タッチダウンと活躍するも、1インターセプトを喫している。また、キャパニックはランでも113ヤードを稼いだ。