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【2016年第12週】QBマニングが3TDパスでジャイアンツ6連勝

2016年11月28日(月) 08:29

ニューヨーク・ジャイアンツのオデル・ベッカム【AP Photo/Ron Schwane】

現地27日(日)、クリーブランド・ブラウンズがホームのファーストエナジー・スタジアムにニューヨーク・ジャイアンツを迎えて行われた試合は、クオーターバック(QB)イーライ・マニングが3タッチダウンパスを決める活躍を見せたジャイアンツが27対13で勝利した。

前半、両チーム合計で7本のパントを蹴り合う、こう着した試合展開を見せるが、ブラウンズのランニングバック(RB)アイザイア・クロウェルが自陣ゴールを背負った場所で痛恨のファンブル、これをジャイアンツのラインバッカー(LB)デボン・ケナードがリカバーして攻撃権を奪取する。このチャンスをジャイアンツQBマニングがワイドレシーバー(WR)ドウェイン・ハリスへのタッチダウンパスでしっかりとものにし、先制した。今度はジャイアンツRBボビー・レイニーがパントを痛恨のマフ。これをブラウンズLBドミニク・アレキサンダーがリカバーし、ブラウンズが良いフィールドポジションから攻撃を再開した。しかし、このブラウンズの攻撃にジャイアンツディフェンス陣が奮起し、フィールドゴールでの失点にとどめて7対3とした。その後、ジャイアンツはQBマニングがWRビクター・クルーズへの37ヤードパスで敵陣まで攻め込むと、WRオデル・ベッカムがフィールドを横切りながらショートパスを受け、エンドゾーンに走り込んでタッチダウン。前半最後にはブラウンズがフィールドゴールを決めて14対6で後半に突入する。

第3クオーターも前半同様、パントを蹴り合う展開に。その中で、ジャイアンツWRベッカムがパントを受けてエンドゾーンまでの59ヤードを走り切るが、味方のホールディングの反則によってタッチダウンならず。また、ブラウンズQBジョシュ・マッコウンがパスを投げる際に腕をつかまれてファンブル、これをノーバウンドでリカバーしたディフェンスエンド(DE)ジェイソン・ピエール・ポールが43ヤードのランでタッチダウン。ブラウンズはQBマッコウンからWRコーリー・コールマンへのタッチダウンパスで追い上げるも、直後の攻撃でジャイアンツWRベッカムがこの日2本目となるタッチダウンレシーブで突き放し、試合を決定づけた。

ジャイアンツQBイーライ・マニングはパス27回中15回成功、194ヤード、3タッチダウン、インターセプトなしの活躍。さらにこの試合でパス獲得ヤードが通算4万7,044ヤードを越え、フラン・ターケントンを抜いて歴代8位となった。WRオデル・ベッカムは6回レシーブ、96ヤード、2タッチダウンと好パフォーマンスを披露している。

ブラウンズQBジョシュ・マッコウンはパス43回中25回成功、322ヤード、1タッチダウン、インターセプトはなかったが、2回のファンブルロストが大きな敗因となった。WRテレル・プライアーは6回レシーブ、131ヤードと今シーズン3試合目の100ヤード越え。これで12連敗のブラウンズは次週がバイウイークのため、ここでチームを立て直したいところだ。

ジャイアンツは第13週にアウェーでピッツバーグ・スティーラーズと対戦する。