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【2016年第12週】4TDのQBブリーズがセインツを勝利に導く

2016年11月28日(月) 08:28

ニューオリンズ・セインツのドリュー・ブリーズ【AP Photo/Butch Dill】

共に4勝6敗で第12週を迎えたニューオーリンズ・セインツとロサンゼルス・ラムズが現地27日(日)、セインツの本拠地メルセデス・ベンツ・スーパードームで対戦した。クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが4タッチダウンと大爆発したセインツが49対21でラムズを打ち破り、白星を手に入れている。

立ち上がりはラムズのQBジャレッド・ゴフからボールを受け取ったランニングバック(RB)トッド・ガーリーが31ヤードをゲインして敵陣に攻め込み、ゴール前24ヤードからターゲットを探したゴフはワイドレシーバー(WR)タボン・オースティンがゴールラインを目指して駆けていくのを見つけてロングパス。タッチダウンが決まってラムズが先制した。ゴフにとってはこれがNFL初のタッチダウンパスだ。セインツもQBブリーズがWRブランドン・コールマンに3ヤードのパスをつないでタッチダウンを返す。

第2クオーター開始早々、ブリーズが自陣8ヤード地点でラムズのディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドにサックされ、これをアウトサイドラインバッカー(OLB)マーク・バーロンがリカバー。ターンオーバーのチャンスにQBゴフはWRケニー・ブリットを狙ってパスをヒットさせ、タッチダウンが決まった。しかし、直後のドライブでセインツRBマーク・イングラムが10ヤードを走り込んでタッチダウン。さらに、ラムズQBゴフをディフェンシブタックル(DT)シェルドン・ランキンズがサックし、ファンブルしたボールをOLBポール・クルーガーがリカバーすると、最後はQBブリーズがオーバーザトップで自ら押し込んでタッチダウンした。勢いに乗るセインツ攻撃陣はブリーズの巧みなパスがつながり、前半残り2分29秒で再度のタッチダウンを決める。一挙に3タッチダウンの大量得点を挙げたセインツだったが、前半終了間際にラムズがQBゴフから15ヤードのタッチダウンパスを受け取ったタイトエンド(TE)ランス・ケンドリックスがゴールラインを割って食らいつく。スコアを28対21とし、セインツリードで前半を折り返した。

後半に入ってもセインツの快進撃は止まらず、QBブリーズはRBイングラムとWRマイケル・トーマスにそれぞれ21ヤードのタッチダウンパスを通して14点を追加。第4クオーターでもスナップを受けたブリーズがWRウイリー・スニードにパスを出し、それをスニードがディフェンス陣を振り切って抜け出したRBティム・ハイタワーへとつないで50ヤードのタッチダウンが決まる。ラムズは最後まで反撃できず、後半は無得点で試合を終えた。

セインツQBブリーズは36回中28回のパスを成功させて310ヤード、4タッチダウンの大活躍。インターセプトはない。RBイングラムは146ヤードを走って1タッチダウンを決めている。また、WRトーマスはレシーブ9回、108ヤード、2タッチダウンを記録した。

ラムズQBゴフもパス32回中20回成功、214ヤード、3タッチダウンと好パフォーマンスだったが、チームを勝利に導くことはできなかった。