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【2016年第12週】ファルコンズがホームで快勝、今季7勝目をマーク

2016年11月28日(月) 06:34

アトランタ・ファルコンズのマット・ライアン【AP Photo/David Goldman】

現地27日(日)にアトランタ・ファルコンズがホームのジョージア・ドームにアリゾナ・カーディナルスを迎えて行われた第12週、リズムをつかんだファルコンズ攻撃陣が奮闘し、38対19でカーディナルスを下している。

カーディナルスは最初のドライブでクオーターバック(QB)カーソン・パーマーがテンポ良くパスをつないでファルコンズ陣地に攻め入り、タイトエンド(TE)ジャーメイン・グレシャムがタッチダウンを決めて先制を果たす。対するファルコンズもランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンが相手ディフェンスの間を切り込む走りを見せるなど、パスとランでエンドゾーンに進入し、最後もフリーマンが押し込んでタッチダウンをヒット。すぐに試合を振り出しに戻した。

両チームともオフェンス陣が好調で、カーディナルスは次の攻撃でもRBデイビッド・ジョンソンが16ヤードのランでエンドゾーンに近づいて第2クオーターに突入。このチャンスをフィールドゴールで得点につなげた。するとファルコンズもキッカー(K)マット・ブライアントが45ヤードのフィールドゴールを成功させて、またも同点に追いつく。シーソーゲームの様相を呈してきた折、ファルコンズQBマット・ライアンからパスを受け取ったワイドレシーバー(WR)テイラー・ガブリエルが35ヤードを駆け抜けてタッチダウン。エキストラポイントも得てファルコンズが先にリードを奪った。後半に入る前になんとか追いつきたいカーディナルスは前半最後のドライブでKチャンドラー・カタンザロが放った54ヤードのフィールドゴールが見事に決まり、スコアを13対17と4点差に詰めて前半を締めくくった。

後半はファルコンズが勢いをつける。ディフェンス陣がカーディナルス攻撃陣を止めれば、QBライアン率いるオフェンスも細かくパスを通して敵陣へと前進、最後はRBテビン・コールマンが2ヤードを押し込んでタッチダウンを決めている。第4クオーターに入っても流れは変わらず、ライアンとガブリエルのホットラインが再び機能してファルコンズがタッチダウンとエキストラポイントで7点を追加した。

意地を見せたいカーディナルスはQBパーマーがRBジョンソンとWRマイケル・フロイドに次々にパスを通してファルコンズ陣地に進入していき、パーマーが投げたボールをジョンソンが体勢を崩しながらも何とかキャッチしてタッチダウン。しかしながら、2ポイントコンバージョンには失敗してしまう。12点差に近づいたカーディナルスだったが、ファルコンズの攻撃陣を止める術はなく、試合時間残り2分14秒で相手ディフェンスの壁を避け、アウトサイドからゴールラインを割ったフリーマンが2度目のタッチダウンを決めてカーディナルスを突き放した。試合はこのまま終了し、ファルコンズが今季7勝目をマークしている。

ファルコンズQBライアンはパス33回中26回を成功させて269ヤード、2タッチダウン、1インターセプトだった。RBフリーマンとWRガブリエルがそれぞれ2タッチダウンを記録している。

カーディナルスQBパーマーは45回中25回のパス成功で289ヤード、2タッチダウン、1インターセプト。カーディナルスは今回の黒星で今季の成績を4勝6敗1分とした。