ブラウンズがディロン・ゲイブリエルをバックアップQBに、サンダースは3番手
2025年08月27日(水) 10:52
プレシーズンのラスト2試合で見せたクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)ディロン・ゲイブリエルのパフォーマンスは、クオーターバックの体制を4人ではなく、3人でいくとチームに決断させるに十分なものだったようだ。
現地26日(火)に最初の53名ロースターが確定した際、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは3巡目で指名した新人のゲイブリエルを、ジョー・フラッコのバックアップとして選択している。
ブラウンズは月曜日の夜にケニー・ピケットをラスベガス・レイダースへトレード。見返りとして2026年に5巡目指名権を手にした。それを受け、ゲイブリエルは2番手のクオーターバックの座に収まっている。
「われわれはディロンがその役割を務めることに満足している。ケニーのことはとても高く評価しており、彼の今後の活躍を祈っている。彼は本当に優秀なフットボール選手だが、こういった決断は必要になってくるものだ」とステファンスキーHCはコメント。
ゲイブリエルはプレシーズン2試合でパス37回中25回成功、272ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録した。
ステファンスキーHCは、ゲイブリエルの評価は試合だけにはとどまらなかったと明かしている。
「非常に包括的な評価を行った。彼らが試合でやってきたすべてが重要だった。また、練習や、彼らの技能についてもかなり見ている。彼は間違いなく、もっと良くなっていく選手だ」とステファンスキーHCは言う。
ピケットはプレシーズンゲームには出場しておらず、7月26日に負ったハムストリングのケガの影響を受けていた。
5巡目指名のシェドゥーア・サンダースが3番手兼スカウトチームのQBを務める。
ブラウンズが経験豊富なクオーターバックを必要とした場合、練習生を通じて迎え入れることが可能。その1つの選択肢が、日曜日にリリースされながらも、プレシーズン3試合のすべての出場した唯一のQBであるタイラー・ハントリーだ。
アキレス腱を負傷したデショーン・ワトソンは復帰に向けて急速な前進を遂げているものの、PUP(負傷者)リストに置かれている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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