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QBフィールズがメイフィールドやダーノルドのように復調すると信じるジェッツGMムージー

2025年08月29日(金) 11:15

ニューヨーク・ジェッツのジャスティン・フィールズ【AP Photo/John Froschauer】【AP Photo/Noah K. Murray】【Margaret Bowles via AP】

ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズは夏に調子が安定しなかったため、2025年レギュラーシーズンに向けての期待は弱まっている。

ジェネラルマネジャー(GM)ダレン・ムージーはそれを、フィールズがタンパベイ・バッカニアーズのQBベイカー・メイフィールドや元ジェッツQBサム・ダーノルド(現在はシアトル・シーホークスに所属)のように、遅咲きながらフランチャイズQBへと成長を遂げる過程の一部だと考えているようだ。

『ESPN』によると、ムージーGMは現地28日(木)に「ジャスティンがそういう選手の1人になれると信じている」と述べ、こう続けたという。

「今回のキャンプでの成長を見てきたし、シーズンを通してチームが一体となる中で成長を遂げることも楽しみにしている」

「彼にとっては3年間で3つ目のチームであり、3人の異なるコーディネーターの下でプレーしてきた上に多くの変化があったため、時間がかかるのは当然だ。だが、彼の現状には満足しているし、今後の成長を見守るのが楽しみだ」

ムージーGMの指摘は正しい。フィールズは2021年NFLドラフトの全体11位でシカゴ・ベアーズに指名されて以来、ずっと組織内の混乱に巻き込まれてきたことで知られている。キャリア最初の2年間ではチームが抜本的な改革を必要とする中で2人の異なるヘッドコーチ(HC)と攻撃コーディネーター(OC)の下でプレーしていた。

フィールズは4年間で3人の異なるヘッドコーチと攻撃コーディネーターの下でプレーしてきた。2024年はベアーズで経験したような混沌としたポジション争いに巻き込まれなかったものの、ピッツバーグ・スティーラーズでシーズンの大半をラッセル・ウィルソンの控えとして過ごすこととなり、2025年に再び新たなチャンスを求めることになった。

今度こそ安定した環境に身を置きたいものだ。フィールズはニューヨークでそれを見つけたのかもしれない。2025年にジェッツのヘッドコーチ(HC)に就任したアーロン・グレンはフリーエージェント(FA)だったフィールズに先発の機会を提示。フィールズは2年4,000万ドル(約58億8,118万円)のオファーを即座に受け入れてジェッツの明確な先発QBとなった。これはフィールズにとって、先発にふさわしいことを証明する最後のチャンスとなるかもしれない。

プレシーズンでの出場機会は限られていたが、決して励みになる内容ではなかった。フィールズはプレシーズンでパス9回中4回を成功させて46ヤードを記録したが、ニューヨーク・ジャイアンツ戦はパス5回中1回成功という低調な成績で終えている。とはいえ、ムージーGMは練習で十分な手応えを感じており、新たにチームキャプテンに選ばれたフィールズが正しい方向に進んでいると信じている。

ムージーGMは「彼の日々の成長、特にこの1週間での成長を見てきた。練習では、ランとパスのバランスが取れた攻撃、全体的なオペレーション、指示の出し方、リーダーシップを見てきたし、オフェンスのリズムが本当に良くなってきたと思う。そうした成長を目の当たりにできるのは本当に良いことだ」と述べた。

新たなチームに加入することは、新たな攻撃システム(とコーディネーター)を学ぶことを意味する。幸い、フィールズは2025年の大半をその習得に費やすことができた。新OCタナー・エングストランドによれば、フィールズはレギュラーシーズンを迎えるにあたり、システムにうまく適応しているという。

エングストランドOCは「ジャスティンのドロップバックパスの理解度には本当に満足している」と語り、「彼はチームが何をしようとしているのかを理解しているし、どこを攻めるべきか、ボールをどこに投げるべきかも分かっている。毎日フィールズの成長をお見せできると思う」と続けている。

練習での成長は主観的なものであり、特に新しいスタッフが手探りで取り組む場合は確証バイアスに陥りやすいが、練習より良い評価方法はない。本当の試練はレギュラーシーズンの開幕とともにやってくる。コーチたちが正しいことをフィールズが証明できるかどうかに注目だ。

【RA】