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ペイトリオッツが3シーズンを共にしたベテランSペッパーズを放出

2025年08月30日(土) 08:20

ニューイングランド・ペイトリオッツのジャブリル・ペッパーズ【Aaron M. Sprecher via AP】

ニューイングランド・ペイトリオッツはベテランセーフティ(S)を放出するが、それは誰もが予想していた選手ではない。

現地29日(金)、ペイトリオッツがSジャブリル・ペッパーズと袂を分かつと発表した。

ペッパーズはペイトリオッツでの3シーズンで26試合に先発出場し、インターセプト3回、パスディフェンス10回、フォースドファンブル2回、サック1回、タックル178回を記録。2017年ドラフト1巡目でクリーブランド・ブラウンズから指名されたペッパーズは、8シーズンのキャリアでブラウンズ、ニューヨーク・ジャイアンツ、ペイトリオッツでプレーし、通算で99試合に出場して85試合に先発し、インターセプト7回、タックル510回をマークしている。

今回の動きは、ペッパーズが3年2,500万ドル(約36億7,061万円)の契約延長にサインしてからわずか1年あまりでのことだった。契約には2025年シーズンに保証される金額として432万ドル(約6億3,428万円)が残っている。

ペッパーズはトレーニングキャンプで先発組として練習していたが、守備コーディネーター(DC)テレル・ウィリアムスの下で導入された新しいスキームにフィットしているかどうかは疑問視されていた。一方、降格され、放出候補と見なされていたベテランSカイル・ダガーは引き続きロースターに残っている。

今回の動きにより、ペイトリオッツは先発セーフティとして、ドラフト4巡目で指名した新人のクレイグ・ウッドソンや、32試合に先発出場した経験を持つキャリア6年目のジェイリン・ホーキンスを起用する可能性がある。

ペッパーズをカットするという判断は、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルをはじめとする首脳陣が現在のスキームにフィットしないと判断した選手を躊躇(ちゅうちょ)なく手放す姿勢を強調していると言えよう。

【RA】