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ラムズ戦での敗北を受け「だらだらした」テキサンズを非難するQBストラウド

2025年09月09日(火) 10:59

ヒューストン・テキサンズのC.J.ストラウド【AP Photo/Kyusung Gong】

ヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)C.J.ストラウドは14対9でロサンゼルス・ラムズに敗れたことを受け、チームのシーズン第1週に対する取り組み方を厳しく批判した。

『Associated Press(AP通信)』によると、ストラウドは「俺たちにあの試合に勝つ資格はなかった。正しいことをやっていなかったからだ」と語り、こう続けたという。

「NFLでだらだらしたり、形だけでプレーしたりすると、ああいう結果になる。俺たちは大丈夫だと思っているけど、今回の試合は自分たちにとって目を覚ます良いきっかけになったと思う」

「今週の練習のやり方だ。もっと良い練習ができたはずだ」と語ったストラウドは、チームの態度を非難し、今回の敗北を目を覚ますきっかけと位置づけた。

チームが毎週勝てると自信を持つことは重要であり、NFLで成功するチームにとって必須の条件でもある。しかし、ストラウドは自分自身もチームも試合前にもっと熱心に打ち込めたはずだと考えているようだ。

「自分たちに自信があるのは良いことだけど、“十分にやったのか?”と自問する考え方も必要だ」とストラウドはつけ加えている。

「それは健全な考え方だと思う。そうすればもっと頑張れるはずだからね。俺自身ももっと良い準備をする必要がある。そして、チーム全員に責任を持たせなきゃいけない。今回はシーズン初戦だったし、予想していなかった特殊な守備がたくさんあった。相手もそうだったはずだけど、彼らはプレーを決めた。言い訳はいくらでもできる。俺たちはとにかく成長しなきゃいけない」

ほとんどのシーズンでシーズン第1週は例外的な試合とみなすことができる。どのチームも年ごとに大きく変化する上に、まだ映像に残っていない新しい戦術に試合中に対処するのは難しいからだ。

現地7日(日)、ストラウド率いるテキサンズ攻撃陣は手強いラムズ守備陣を突破できなかった。テキサンズはサードダウンコンバージョンを9回中2回しか成功させられず、試合前半は3回のドライブをフィールドゴールで締めくくっている。後半2クオーターでは、トータルで121ネットヤードの獲得にとどまり、2回のターンオーバー――最後のポゼッションでのファンブルを含む――を喫し、一度も得点を挙げられなかった。

テキサンズは多くの負傷者を抱え、ワイドレシーバー(WR)クリスチャン・カークやガード(G)エド・イングラムといった選手を欠いた状態で試合に臨んだ。試合中にはオフェンシブラインからも負傷者が出て、すでに不安定だったユニットがさらに入れ替わっている。

ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは「ケガは起こるものだ。選手がダウンすることはいつだってある。だからと言って試合に出ないのか? ボールを置いて家に帰るのか? いいや戦うんだ。誰が出場しようが関係ない。それに対して文句は言わないし、言い訳もしない」と述べた。

ディフェンスの頑張りによって持ち堪えていたテキサンズだが、オフェンスは結果を覆すほどのパフォーマンスを出せなかった。

ストラウドは「簡単なことじゃないけど仕方がない。何をするんだ、文句を言うのか?」と問いかけている。

「諦めるか、戦うかだ。俺としては、とにかくできる限りベストを尽くして戦い、みんなに示すだけだ。誰が出ていようと関係ない。みんなを信頼している。全力でプレーして、チームのためにここにいるということを示そうとしている」

テキサンズはシーズン第2週にタンパベイ・バッカニアーズとのホームでのプライムタイムゲームを控えている。その試合で、ラムズ戦の結果が一時的なものだったのか、それともオフシーズンに変化を加えたにもかかわらず、テキサンズのオフェンスが今季も苦戦を強いられる兆しだったのかが明らかになるだろう。

【RA】