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ジャガーズがイーグルスにRBタンク・ビグスビーをトレード、見返りは2026年5巡目および6巡目指名権

2025年09月09日(火) 11:43

ジャクソンビル・ジャガーズのタンク・ビグスビー【AP Photo/George Walker IV】

フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)ルームに“タンク”がやってくる。

ジャクソンビル・ジャガーズが2026年NFLドラフト5巡目および6巡目指名権と引き換えに、RBタンク・ビグスビーをイーグルスにトレードに出すと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地8日(月)に報じた。

先月からにわかにトレードに動いているイーグルスとそのジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンが再び動いている。イーグルスとローズマンGMはミネソタ・バイキングスからクオーターバック(QB)サム・ハウエル、ヒューストン・テキサンズからジョン・メッチー三世、そして、今回と同じくジャガーズからオフェンシブタックル(OT)フレッド・ジョンソンを獲得してきた。

昨年にジャガーズのリーディングラッシャーだったビグスビーだが、セイクワン・バークリーのサポート的な役割を担う存在としては高い代償だ。ビグスビーにはイーグルスのキックリターンゲームに加勢することも期待されるだろうと、NFLネットワークのマイク・ガラフォロが伝えている。

ジャガーズではRBトラビス・イーティーエンがシーズン第1週に活躍しており、新人RBのベイシャル・トゥートンも加わっている。ビグスビーはデュバルのバックフィールドでもてあまされており、1年目のGMジェームズ・グラッドストーンはこの状況に迅速に対応した。

ビグスビーは昨年度のスーパーボウル王者に助力すべく、拠点を移す。新天地を率いるのは昨年のAP通信NFL攻撃部門年間最優秀選手であるバークリーだ。

バークリーはイーグルスがシーズン第1週の木曜日にダラス・カウボーイズを下した試合で、キャリー18回と60ヤードをマークした。昨シーズンのタッチ数(378回)ではバークリーがリーグトップに立っており、チームにとっては長いシーズンに備えてバークリーを温存することが明らかに最優先事項になっている。

バックアップのウィル・シプリーとA.J.ディロンがそれぞれキャッチ3回にとどまった。ビグスビーがどれだけのスナップを分担できるかはこれからだが、ジャクソンビルが何を見返りとして得たのかを見れば、イーグルスが高い期待を寄せているのは間違いない。

24歳のビグスビーは2023年NFLドラフトの3巡目でジャガーズから指名を受けた。2024年には輝きを見せ、16試合でキャリアベストの766ヤードとタッチダウン7回をマークしている。

日曜日のビグスビーは、キャリー5回、12ヤードにとどまった。シーズン第2週に組まれたカンザスシティ・チーフスとイーグルスによるスーパーボウルのリマッチまでに準備が整うかどうかはまだ分からないが、いずれその足を使ってバークリーにひと時の休息時間を与えるだろう。

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