ニュース

スティーラーズがマイク・マッカーシーを次期HCに起用へ

2026年01月25日(日) 15:35

ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー【AP Photo/Gareth Patterson】

元ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)、マイク・マッカーシーが、また別の歴史的NFLチームに加わることになる。

現地24日(土)、ピッツバーグ・スティーラーズがマッカーシーを次期ヘッドコーチとして起用するつもりだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。その後、チームからもマッカーシーと条件面について口頭合意が成されたことが発表された。

62歳のマッカーシーは、19シーズンにわたってチームを率いたマイク・トムリンが1月13日(火)に退任したことを受け、その後任としてスティーラーズで指揮を執ることになる。

前シーズンは現場を離れていたが、就任するとマッカーシーはスティーラーズにとって17代目、1969年以降で4人目のヘッドコーチとなる。スティーラーズの過去3代のコーチは、チャック・ノール(1969年から1991年)、ビル・カウワー(1992年から2006年)、そしてトムリン(2007年から2025年)となっており、彼らが数10年にわたって組織に一貫性をもたらしてきた。ピッツバーグ育ちのマッカーシーも、同様の安定感をもたらしてくれることをチームは期待している。

前述の3人のリーダーたちはいずれも守備重視で知られていた。そのため、スティーラーズがマッカーシーを選んだことは、多少の方針転換といえる。今オフのコーチ選定に際し、スティーラーズは6人の守備コーディネーター(DC)と面談を行ったが、最終的に新HCとなったのはNFLで豊富な経験を持つマッカーシーだった。

マッカーシーのヘッドコーチとしてのキャリアは2006年にグリーンベイ・パッカーズから始まっている。パッカーズでの13シーズンで125勝77敗2分という成績を残し、チームを6度のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区優勝に導いた。また、クォーターバック(QB)アーロン・ロジャースと共に第45回スーパーボウルを制覇している。この時に31対25で破った相手がスティーラーズだった。マッカーシーは2018年のシーズン第13週にパッカーズを解雇され、次の機会を待つ間、1年の休養を取った。

そうして得たのがカウボーイズでの役割だった。ダラスではQBダック・プレスコットとの連携によってNFC東地区で成功を収める。マッカーシー体制のカウボーイズは49勝35敗を記録し、シーズン12勝を3度達成、NFC東地区タイトルを2回獲得した。しかし、新契約について折り合いがつかず、7勝10敗に終わった2024年シーズンを最後にチームを去っていた。

再び1年間の休養を経たマッカーシーに対し、スティーラーズは彼が過去の成功をピッツバーグで再現してくれることを願っている。彼らは2016年シーズンのディビジョナルラウンド以来、プレーオフでの勝利から遠ざかっており、現在ポストシーズン7連敗中という苦境にある。

2025年シーズンのスティーラーズはプレーオフでの苦戦を打破しようと、現在42歳のロジャースに望みを託した。レギュラーシーズン最後のボルティモア・レイブンズ戦に勝利してAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区優勝を果たしたものの、ワイルドカードラウンドではヒューストン・テキサンズに敗れ、ポストシーズンの苦戦を止めることはできなかった。

トムリンが退任を決めたことを受け、ロジャースがたとえ現役を続行したとしてもスティーラーズと再契約する可能性は低いとみられていた。しかし、マッカーシーの就任によって、彼の考えが変わることはあり得るだろうか? 彼らがパッカーズで過ごした長い歴史を考えれば、その可能性は十分にある。

スティーラーズにとって多忙なオフシーズンになることは間違いないが、ひとまずマッカーシーという新たなリーダーを見つけたことは確かだ。

【M】