49ersがKムーディをウェイバーに、ハムストリング負傷のTEキトルはIR入りの見込み
2025年09月10日(水) 09:21
ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンがキッカー(K)ジェイク・ムーディの起用を打ち切った。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに、サンフランシスコ・49ersがムーディをウェイバーにかけたと報道。この動きは後にリーグのトランザクションワイヤで正式に発表された。
ムーディの後任としてはベテランKエディ・ピニエイロが起用される。NFLネットワークのイアン・ラポポートによると、ピニエイロは現地9日(火)にチームの練習に参加した後に契約を結んだという。
ペリセロは火曜日、スタータイトエンド(TE)ジョージ・キトルが日曜日に見舞われたハムストリングのケガによって故障者リザーブ(IR)に登録され、少なくとも4試合の欠場を余儀なくされる見込みだとも伝えている。シャナハンHCは月曜日にキトルが数週間離脱する見込みだと発表していた。
キトルの復帰時期が少し明確になった一方で、49ersのキッカーポジションは依然として不透明なままだ。
ムーディは日曜日に17対13で勝利したシアトル・シーホークス戦で短いフィールドゴールに失敗し、さらにもう1本をブロックされるという失態を犯したことを受けて放出されている。
2023年ドラフト3巡目で49ersに指名されて以来、ムーディはキックの精度に苦戦してきた。ルーキーシーズンには4回のフィールドゴールを逃し、そのうち3回が50ヤード以下でのものだった。その一方で、ポイント・アフター・タッチダウン(PAT)は61回中60回成功させている。昨シーズンは特に大きく苦戦し、14試合に出場して34回中10回のフィールドゴールに失敗してPATも1回外した。
49ersは25歳のムーディを刺激するため、グレッグ・ジョゼフをキャンプに呼び入れたが、ドラフトで指名したムーディを起用し続けていた。
問題があったにもかかわらず、ムーディにチャンスを与えてきたシャナハンHCだが、2025年シーズン開幕からわずか1試合で放出する決断を下している。ムーディの起用は32試合で十分だったようだ。
今後はピニエイロのパフォーマンスが試されることになる。過去3シーズンをカロライナ・パンサーズで過ごしてきた29歳のピニエイロは、それ以前にシカゴ・ベアーズやニューヨーク・ジェッツにも所属してきた。キャリア通算ではフィールドゴール126回中111回成功(成功率88.1%)、PAT126回中116回成功(成功率92.1%)を記録している。
【RA】