WRアヨマノールのキャッチに対する判定にチャレンジすべきだったと認めるタイタンズHCキャラハン
2025年09月10日(水) 11:06
テネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・キャラハンが発言を撤回している。
現地8日(月)、キャラハンHCは日曜日に20対12で敗れたデンバー・ブロンコス戦で、新人ワイドレシーバー(WR)エリック・アヨマノールの23ヤード獲得の可能性があるレシーブについて、チャレンジすべきところを誤って見送ったことを認めた。このプレーでアヨマノールは肘をフィールド内に着地させていたが、キャラハンHCは足の着地を確認できなかったこともあり、判定に異議を申し立てなかった。
『ESPN』のターロン・ダベンポートによると、キャラハンHCは「ルールの解釈を間違えていた。私の責任だ。あの瞬間に十分な判断ができなかった。チャレンジすべきだった。そうすれば爆発的なプレーが生まれていたかもしれない」と述べたという。
キャラハンHCは試合後の発言を撤回した形となっている。試合後は次のように発言し、ルールを理解していないようにも見えた。
「肘は2本の足には相当しないため、足も地面に着いていなければならなかった」
NFLのルールブックでは、選手は両足、あるいは手以外の体の一部がフィールド内の地面についている状態にする必要があるとされている。
アヨマノールが肘を地面につけたことで、タイタンズは第3クオーター終盤の13対12の場面で、第1ダウン残り20ヤードの状況からファーストダウンを獲得できたはずだった。しかし、実際にはその2プレー後にパントを蹴ることになった。
チーム内の誰もがキャラハンHCにチャレンジを促さなかったのはやや意外だと言えよう。とはいえ、その判断と試合後の発言については、キャラハンHC自身が責任をとった。
「言い間違えた」と述べたキャラハンHCは「ルールはよく理解しているし、その仕組みも分かっている。その後の説明方法を間違えたんだ。このゲームのルールについてはかなり理解しているつもりだ」と続けている。
今季にドラフト全体1位指名されたクオーターバック(QB)キャメロン・ウォードの指導者として実力を示す必要があるキャラハンHCだが、2025年シーズン初戦で早くもつまずいた格好だ。疑わしいプレーコールから、チャレンジを見送る判断、そしてその判断の説明に至るまで、日曜日の試合は2年目のヘッドコーチとして良い印象を与えるものではなかった。
【RA】