クオーターバック（QB）ジャスティン・フィールズがニューヨーク・ジェッツに加入してから初めて試合を欠場することになった。

ジェッツのヘッドコーチ（HC）アーロン・グレンが現地17日（水）、フィールズが脳しんとうによってシーズン第3週に予定されているタンパベイ・バッカニアーズ戦を欠場すると発表。タイロッド・テイラーがジェッツで初めて先発を務めることになる。

フィールズは日曜日に敗れたバッファロー・ビルズ戦で複数回激しいヒットを受けて退場。フィールズは第4クオーターにディフェンシブエンド（DE）ジョーイ・ボサのタックルを受けた際に頭を芝生に激しく打ちつけており、グレンHCは試合後にフィールズがリーグの脳しんとうプロトコルに入ると発表した。

退場するまで3クオーター以上にわたってプレーしていたにもかかわらず、フィールズの成績はパス11回中3回成功、27ヤードにとどまっている。フィールズの代わりに出場したテイラーはフィールズよりも良い成績を残し、パス11回中7回成功、56ヤード、タッチダウン1回を記録した。

フィールズがビルズ戦で見せた不甲斐ないプレーは、ダイナミックなパフォーマンスを発揮したシーズン第1週とは対照的なものだったと言えよう。フィールズはシーズン初戦で正確なパスを放ち、脚も効果的に使っていたが、ビルズ戦では何もかもうまくいっていなかった。

シカゴ・ベアーズ時代に度重なるケガに悩まされていたフィールズは、在籍した3シーズンでいずれも全試合に出場したことがなかった。

15年のキャリアを持つテイラーは、ジェッツ攻撃陣にベテランの存在感をもたらす。フィールズほどの脚力はないものの、タイミングよくボールを投げ、攻撃を予定通りに進めることができる選手だ。

水曜日、グレンHCはバックアップQBのテイラーについて「彼にはジャスティンにもある要素があって、私はそれをすごく気に入っている」と述べ、こう続けている。

「彼はこのリーグで長くプレーしてきたから、どんなカバレッジもプレッシャーも経験済みだ。だからこそ彼を信頼している。とても勉強熱心で、優れたアスリートだ。繰り返しになるが、長くこのリーグに身を置いてきた。現時点で彼以上に理想的なバックアップクオーターバックはいない」

【RA】