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低迷が続くテキサンズのオフェンスについて語るQBストラウド

2025年09月17日(水) 13:33

ヒューストン・テキサンズのC.J.ストラウド 【Cooper Neill via AP】

ヒューストン・テキサンズのオフェンスはまだ勢いに乗ることができていない。

クオーターバック(QB)C.J.ストラウド率いるチームは現地15日(月)に臨んだタンパベイ・バッカニアーズ戦で好スタートを切り、第1クオーターで10点を挙げたが、残りの3クオーターで苦戦を強いられ、最終的に20対19で敗れた。

今回の試合はテキサンズにとって2024年シーズン第15週以降(プレーオフを含む)で20点以下にとどまった6つ目の試合であり、その期間における20得点以下の試合数としてはNFL最多タイとなった。

ニック・ケイリーが新たに攻撃コーディネーター(OC)に就任したが、オフシーズンに加えられた変更はまだ成果を生んでいない。開幕から2連敗を喫したことを受け、ストラウドは忍耐を説いている。

『Associated Press(AP通信)』によると、ストラウドは「みんな滅茶苦茶なことを言って、俺たちはダメだの、ああだのこうだの言うよな。でも、結局のところ、俺たちは一丸となって正直に、厳しい話し合いをする必要がある。今はオフェンスとしてもっと自信を持たなきゃいけないと思う。一緒に自信を持って良いプレーをしないと。それが大事だと思う」と語ったという。

オフェンシブラインは刷新によってわずかに改善している。ただ、昨シーズンほど悲惨ではないとはいえ、まだ強力とは言えず、見苦しい形で崩れることもしばしばだ。ストラウドは改変されたワイドレシーバー(WR)陣との連携を模索中であり、月曜日の試合ではパス24回中13回成功で207ヤード、タッチダウン1回という数字にとどまった。テキサンズのレシーバーで4回以上のキャッチを記録した選手はおらず、ストラウドは3回のサックを喫した。テキサンズは2024年シーズン以降、QBが3回以上のサックを浴びた試合で3勝8敗となっている。

今オフシーズンに解雇されたボビー・スロウィクの後任となったケイリーOCは、ストラウドに何の解決策も提示しておらず、そのオフェンスは2週連続で停滞している。ミスディレクションプレーや工夫を凝らしたプレーはほとんど見られない状態だ。また、月曜日の試合におけるレッドゾーンでのプレーコールは大いに疑問が残るものだった。

テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズは「必要なプレーができなかった。それがこの試合の総括だ」と述べている。

テキサンズが2試合で挙げた得点はNFLで最も少ない28点にとどまった。被得点は34点とリーグで7番目に少ないにもかかわらず、シーズン第3週を迎えるにあたり、テキサンズは白星を挙げていない10チームのうちの1つとなっている。

「言い訳はいくらでもできるけど、俺たちは結果を出せていない。結局のところはそれがすべてだ」とストラウドはコメント。

2週連続で地区対決を控えるテキサンズは、ジャクソンビル・ジャガーズおよびテネシー・タイタンズとの対決で即座に流れを変えるチャンスをつかみたいところだ。

【RA】