ジェッツQBフィールズが脳振とうプロトコルをクリア、ドルフィンズ戦先発へ
2025年09月28日(日) 15:09
ジャスティン・フィールズが1週間の離脱を経て、戦列に復帰する。
ニューヨーク・ジェッツのクォーターバック(QB)フィールズが脳振とうプロトコルをクリアし、現地29日(月)のマンデーナイトに行われるマイアミ・ドルフィンズ戦で先発出場する予定だと、ヘッドコーチ(HC)のアーロン・グレンが発表した。
フィールズはリーグの脳振とうプロトコルに従いながら、今週の練習にはすべてフル参加しており、週末には最後のハードルを通過して、プライムタイムの地区対決に出場する許可を得た。
シーズンを0勝3敗でスタートし、すでに崖っぷちに立たされているチームは、切実に起爆剤を必要としている。
これまでのところ、フィールズはジェッツでざっと1試合と4分3ほどでクオーターバックを務め、出場した2試合で対照的なパフォーマンスを見せた。シーズン初戦のピッツバーグ・スティーラーズ戦では、パス22回中16回成功、コンプリート率72.7%という好記録を残し、218パスヤードとタッチダウン1回をマーク。ランでも48ヤードを走って2回のタッチダウンを挙げたが、チームはハイスコアゲームの末に敗れている。
ところが、フィールズはその成功を次につなげることができず、シーズン第2週のバッファロー・ビルズ戦では苦戦。11回のパスアテンプトで成功は3回、27ヤードの獲得にとどまり、2回のファンブルを喫した。30対3でジェッツがリードされていた第4クオーターの開始8秒後、フィールズは脳振とうを起こした。試合の残りはバックアップのタイロッド・テイラーが代わりを務め、フィールズが練習に参加できず、脳振とうプロトコルもクリアできなかったことから、シーズン第3週のタンパベイ・バッカニアーズ戦ではテイラーが先発出場した。しかし、チームはここでも敗れている。
ジェッツは今、アーロン・グレンHC就任後最初のひと月となる9月を未勝利のまま終える危機にひんしている。
だが、月曜日の試合は彼らが軌道に乗るための絶好のマッチアップといえる。
ドルフィンズも同じく開幕3戦で0勝3敗に沈んでおり、大いに苦戦中だ。ドルフィンズのオフェンスは得点数でリーグランキング25位、ディフェンスは失点でリーグ最下位の状態で、パス(被ヤードで21位)とラン(同28位)の両方で弱点を抱えている。
デュアルスレットのフィールズが完全な状態で復帰できれば、複数の面からドルフィンズの弱点を突くことが可能となるはずだ。
マンデーナイトのダブルヘッダーがアメリカ東部時間19時15分【日本時間30日(火)8時15分】にキックオフを迎える際、ジェッツが期待するのはそれだろう。
【M】