レイブンズがプロボウル選出のDTマドゥビーケーを故障者リザーブに登録
2025年09月28日(日) 17:44
開幕3試合で不安なスタートを切ったボルティモア・レイブンズにさらなる問題が襲いかかる。
現地27日(土)、チームは首のケガのため、2度のプロボウルに選出されているディフェンシブタックル(DT)ナムディ・マドゥビーケーを故障者リザーブ(IR)に登録したと発表した。マドゥビーケーは最低4試合を欠場することになる。
同様にDTブロデリック・ワシントンもIR入りしており、レイブンズの守備陣はさらに薄くなってしまった。
マドゥビーケーはレイブンズがデトロイト・ライオンズに敗れたシーズン第3週を欠場しており、そのわずか2日後にヘッドコーチ(HC)のジョン・ハーボーは、彼が第4週のカンザスシティ・チーフス戦も欠場することを発表した。最大の懸念は、ハーボーHCがマドゥビーケーのケガについて、長期的なものなのかどうかを明らかにすることは許可されていないと述べ、自身も心配していると付け加えたことだった。
どうやら、NFLトップクラスのインテリアディフェンシブラインマンの1人であるマドゥビーケーに対して、少なくとも今後1カ月は出場不可という判断が出てしまったようだ。
2020年NFLドラフト3巡目でレイブンズに指名されたマドゥビーケーは、2021年に先発レギュラー選手となり、2023年にはサック13回を記録してプロボウルに選ばれ、本格的にブレイクした。2024年も2年連続でプロボウルに選出され、今シーズンもケガをするまで、最初の2試合でそれぞれサックを記録していた。
プレシーズンにスーパーボウル候補と目されながら、ライオンズに敗れて1勝2敗となっているレイブンズにとって、これは大きな打撃だ。マドゥビーケーを欠いたその試合で、彼らは224ランヤードをライオンズに献上している。
マドゥビーケーの穴埋めとしては、ベテランDTジョン・ジェンキンスと新人のアニーアス・ピーブルズが候補に挙げられる。また、チーフス戦に向けた補強として、練習生からC.J.オコエとジョシュ・トゥポウが昇格した。だが、レイブンズのディフェンス陣において、本当にマドゥビーケーの代わりになるような選手を見つけることは不可能だろう。
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