セインツがシーザーズ・スーパードームのリース契約の延長に合意
2025年10月03日(金) 13:28
ニューオーリンズ・セインツのオーナーであるゲイル・ベンソンとルイジアナ州知事のジェフ・ランドリーが州所有のシーザーズ・スーパードームのリース契約を延長し、少なくとも2035年まで有効とすることで合意した。
ランドリー知事は現地2日(木)に「この合意により、セインツがさらに勝利を重ね、スーパーボウルの新たな思い出が作られ、ルイジアナ州の経済成長が促進される道が開かれるはずだ」と述べた。
10年後、チームには最大で4回の5年延長オプションが付与される。すべて行使した場合、リース契約は2055年まで延長される可能性がある。
現行のリース契約は2030年に終了する予定だった。新たなリース契約はこれに代わる形となる。契約延長の重要な要素の1つは、セインツが2031年のスーパーボウル開催地として立候補できるようになった点だ。ニューオーリンズは今年2月9日にスーパーボウルの開催地となり、その試合ではフィラデルフィア・イーグルスがカンザスシティ・チーフスを40対22で下した。
1975年に開場し、その後数回改修が行われたスーパードームは、これまでに8回スーパーボウルの会場として使用されている。2005年8月29日にハリケーン・カトリーナによる被害を受けて以来、スタジアムの修繕や近代化のために約10億ドル(約1,476億6,300万円)が費やされてきた。
ランドリー知事は「スーパードームはスポーツ界のランドマークであるだけでなく、わが州の回復力と誇りの象徴でもある。今日の発表により、そのレガシーが今後も受け継がれていくことを誇りに思う」とコメント。
ベンソンは「今回の契約延長は、ニューオーリンズ・セインツとルイジアナ州の間における継続的かつ価値あるパートナーシップを象徴するものであり、私たちが数十年にわたってこの地にとどまり、全力を尽くす意志を示すものでもある」と語った。
州はスーパードームのリース契約とあわせて、スタジアム近くに位置するベンソン所有の高層ビル“ベンソン・タワー”内のオフィスについても、10年間のリース契約延長に合意した。
これは、1985年から2018年までチームを所有していたトム・ベンソンが亡くなって以来、セインツが初めて合意したリース延長だ。2018年にトムが亡くなってからは妻のゲイル・ベンソンがセインツとNBAのニューオーリンズ・ペリカンズを所有している。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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