QBサンダースをバックアップとする判断をまだ下していないブラウンズ
2025年10月09日(木) 11:46
クリーブランド・ブラウンズの先発クオーターバック(QB)事情は常に混沌としているが、現在はバックアップQBをどうするかという新たな難題も浮上している。
ベテランQBジョー・フラッコをシンシナティ・ベンガルズにトレードした翌日、ブラウンズでは現地12日(日)に臨むピッツバーグ・スティーラーズ戦で誰が新人QBディロン・ゲイブリエルのバックアップを務めるのかについて、まだはっきりした答えが出ていない。
ステファンスキーHCは新人QBシェドゥーア・サンダースをバックアップとして昇格させることをまだ決めかねているようだ。少なくとも水曜日の練習前にはそのように述べている。
今季のドラフトで1巡目指名が予想されていたにもかかわらず5巡目で指名されたサンダースは、シーズン最初の5試合でインアクティブとされ、緊急時の3番手クオーターバックとして待機してきた。
1勝4敗のブラウンズが長年続くフランチャイズQB探しに終止符を打とうとする中、サンダースが今季中に先発出場する可能性は高い。強肩を誇り、ソーシャルメディアでも存在感を示すサンダースが先発を担えるかどうかを確認したいと声をあげているブラウンズファンも存在している。
サンダースは遅かれ早かれそのチャンスを得ることになるだろう。
しかし、当面は練習生のQBベイリー・ザップがアクティブロースターに昇格し、先週に行われたロンドンでのミネソタ・バイキングス戦で落ち着いたプレーを見せたゲイブリエルの控えとして起用される可能性がある。ゲイブリエルは1999年以降、ブラウンズで先発を務めた41人目のクオーターバックだ。
ステファンスキーHCは時間をかけてバックアップQBに関する決定を下したいと考えている。
サンダースを2番手に昇格させることについて質問されたステファンスキーHCは「ロースターに関わることはすべて、選手とその成長を常に意識しなければならない。そして、常に選手たちにとって最善の選択をしたいとも思っている。もちろんチームにとってもね」と答えた。
「先週、ディロンへの変更を決めるときは、よくよく考える必要があった。彼らは育成に力を注いできた若手選手だからね。だから、まずは様子を見てから最終判断を下すつもりだ」
ステファンスキーHCはチームが40歳のフラッコを地区ライバルにトレードしたことに驚いたと明かしている。ブラウンズは2023年にチームをプレーオフ進出に導いたフラッコと今オフシーズンに再契約し、最初の4試合で先発を任せた後にベンチに下げた。
火曜日に成立したトレードについて、「予想していたことではなかった。相手から連絡があり、あっという間に決まった」とステファンスキーHCは話している。
ステファンスキーHCはフラッコのトレードについて多くを語ることを避け、まだ公の場で発言していないジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーの判断を尊重している姿勢を見せた。
「AB(アンドリュー・ベリー)を信頼している」と強調したステファンスキーHCは「私たちはどの決定についても話し合っている。相手はジョーを欲しがり、電話をかけてきた。もちろん、これはジョーが再びプレーする機会を得ることにもつながるが、私はチームの判断を信頼している」と続けている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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