ボルティモア・レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンの欠場はもう1週間続く可能性がある。

ジャクソンが現地8日（水）に行われたチームの練習を欠席。ジャクソンがハムストリングのケガで練習を欠席したのは4日連続となった。

ジャクソンはそのケガでシーズン第4週に敗れたカンザスシティ・チーフス戦で最後までプレーすることができず、シーズン第5週のヒューストン・テキサンズ戦では完全に出場を見合わせた。ジャクソンの代わりに出場したクーパー・ラッシュは、大差で敗れたテキサンズ戦でパス20回中14回成功、179ヤードを獲得した一方で、3回のインターセプトを喫している。

レイブンズのヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボーは水曜日、ロサンゼルス・ラムズと対戦するシーズン第6週に向けてのジャクソンのステータスについて、はっきりとした見解を示さなかった。

「さまざまなケガを抱えている他の選手たちと同じだ。選手たちのステータスがどうなるかについては今週の経過を見れば分かってくるだろう」とハーボーHCは述べている。

1勝4敗のレイブンズはこの数週間、負傷者の続出で大打撃を受けている。かつて堅守を誇ったディフェンスは力を失い、得点力で下位に沈むテキサンズのオフェンスに417ヤード、44点を許す有様だった。健康面の問題はこの10日間でオフェンスにも波及し、かつてNFL屈指の爆発力を誇った攻撃陣の動きも制限されている。

MVPに2度輝いた経歴を持つジャクソンがシーズン第6週も出場できない場合、ラッシュが代わりに先発を務める見込みだ。ハーボーHCは今週に報道陣に対し、クオーターバックの選択肢をすべて検討していると明かしたが、まだ変更は発表していない。ハーボーHCがラッシュ以外の選択肢を模索する場合、練習生としてチームに所属しているベテランQBタイラー・ハントリーがアクティブロースターに昇格する候補となる。

【RA】