アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック（QB）カイラー・マレーは、足の負傷のため現地8日（水）の練習を欠席した。

ヘッドコーチ（HC）ジョナサン・ギャノンは練習前に報道陣の前に姿を現し、「カイラーは今日の練習には参加しない。状態を見ながら日ごとに判断していく」と説明。

テネシー・タイタンズに逆転負けを喫した日曜日の試合で、マレーはスナップがフェイスマスクに直撃した直後、こぼれ球に飛び込もうとしたプレーで一時退場した。足の負傷がどのように発生したかは明らかになっていない。マレーはサイドラインのブルーテントで状態を確認した後にロッカールームへ下がったが、2プレーを欠場したのちに復帰し、最後まで出場した。

もしマレーが現地12日（日）に行われる4勝1敗のインディアナポリス・コルツとの試合に出場できない場合、ベテランQBジャコビー・ブリセットが先発出場すると見られている。

「彼は本物のプロフェッショナルだ」とギャノンHCはバックアップQBについて語った。

「よく使われる言葉ではあるけれど、彼の立場にいれば分かる。どの選手にも言えることだが、特にクオーターバックというのはスポーツの中でも最も難しいポジションだ。1プレーで役割が変わるかもしれない状況にいる以上、常に先発と同じ意識で徹底的に準備しなければならない。彼はいつも笑顔で、練習も準備もプレーも大好きだ。優れたフットボール選手であり、素晴らしいチームメートで、本当に良いリーダーだ。出場することになれば、きっとやってくれる」

マレーはチームのパスリーダーであると同時に、ランでも最も多くヤードを稼いでいる。カーディナルスの攻撃における重要性は極めて高く、今週いっぱいはそのコンディションに注目が集まりそうだ。

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