ロンドン遠征で軌道修正を図る0勝5敗のジェッツ
2025年10月09日(木) 12:31
今、環境を変えなければならないチームがあるとすれば、それはニューヨーク・ジェッツだ。
リーグで唯一0勝5敗を記録しているジェッツは、現地12日(日)にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われるデンバー・ブロンコス戦を前に、今週はロンドン北部の5つ星ホテルを拠点に過ごしている。
ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは水曜日に「チーム全体で環境を変えて、このホテルで時間を共にし、グループとして一体感を高めるというアイデアは本当に気に入っている。自分たちが何をすべきか、改善すべき点を見直す良い機会になる」と語った。
初めてヘッドコーチ職に就くグレンHCは、この滞在がチームのリセットにつながることを期待している。ジェッツはダラス・カウボーイズに37対22で敗れたばかりだ。
「自分たちがどんな状況にあるかは分かっている。その事実から逃げるつもりはない」と、かつてジェッツでスターコーナーバック(CB)として活躍したグレンHCは言う。
「やらなければならないことが山ほどあるのは理解しているし、その現実からも決して逃げない。毎日少しずつ積み重ねて、チームとして前に進んでいくつもりだ」
ジェッツとブロンコスはどちらも週の前半にはロンドン入りした。日曜日に開催される試合に向けて、金曜日の朝にイギリスに到着するのが通例となっている他のチームとは異なる動きだ。
ジェッツは敷地内に練習場を備えた“ザ・グローブ”に滞在している。一方のブロンコスは今週、プレミアリーグのトッテナムが使用しているトレーニング施設で練習を行っている。
足首をケガしているディフェンシブエンド(DE)ジャーメイン・ジョンソン二世と、ハムストリングを負傷しているランニングバック(RB)兼キックリターナー(KR)のキーン・ヌワングウーについて、グレンHCはどちらも「日ごとの判断になる」と説明し、「明日には両選手とも練習に参加できる可能性が高い」と続けている。
CBマイケル・カーター二世は脳しんとうの影響により遠征に帯同しておらず、「今週は欠場する可能性が高い」とグレンHCは述べた。
また、ワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードも私的な理由で遠征には参加しておらず、「彼も今週は出場しない」とグレンHCはつけ加えている。
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