パンサーズQBヤング、ハイアンクルスプレインと診断されてビルズ戦欠場の見込み
2025年10月21日(火) 09:13
カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)ブライス・ヤングが現地19日(日)に勝利したニューヨーク・ジェッツ戦で見舞われた足首のケガにより、少なくとも1試合を欠場することになった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが月曜日に情報筋の話をもとに伝えたところによると、ヤングはMRI検査の結果、ハイアンクルスプレインに見舞われたことが判明し、シーズン第8週に行われるバッファロー・ビルズ戦を欠場する見込みだという。
ハイアンクルスプレインの性質上、長期離脱となる可能性もある。
ヤングが離脱する間は、ベテランQBアンディー・ダルトンが司令塔を務める見込みだ。パンサーズは現在、4勝3敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区で2位につけている。
パンサーズのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスは月曜日、ヤングのケガについては日毎の経過観察を行うと説明した一方で、シーズン第8週の出場可否については明言しなかった。カナルスHCはヤングの状態について詳しく説明することを避け、単なる足首のケガだと表現している。
ヤングは第3クオーター終盤、ディフェンダーに踏まれたように見えた後に退場。ゆっくりとロッカールームへ向かい、最終的に試合から除外された。
ヤングにとって今シーズンは浮き沈みの激しいものとなっているが、連勝を達成したこの3試合では好調な面の方が目立っていた。かつてドラフト全体1位指名を受けたヤングは、ターンオーバーを喫さないとき、オフェンスを有利な状況に保ち、必要なパスを通す能力を見せている。ジェッツ戦では、ポケットの外で時間を稼ぎながらダウンフィールドを見据え、焦ることなくタッチダウンパスを通していた。それは今シーズンの成長ぶりを象徴するプレーだったと言えよう。
圧倒的なラン攻撃、大幅に改善されたディフェンス、そしてヤングの頭脳的なプレーに支えられ、パンサーズは2020年以降で初めて、シーズン最初の7試合を終えた時点で勝率5割を超えている。最後にそれを成し遂げた2019年シーズンには、急速に調子が崩れ、ヘッドコーチ(HC)を務めていたロン・リベラがシーズン途中に解雇された。
現在はダルトンがチームの現状を維持することが期待されている。
ベテランのダルトンはシーズン第7週にリリーフとして出場した際に多くを求められなかった。ダルトンは4回のドライブでパス7回中4回を成功させて60ヤードを記録。パンサーズは4回ファーストダウンを獲得したが、3回パントに追い込まれた。それでも試合の最後には、ワイドレシーバー(WR)ゼイビア・レゲットに美しい33ヤードのパスを通している。
ダルトンは昨季、ベンチに下げられたヤングに代わって5試合に先発出場した。シーズン通算でパス160回中106回成功、989ヤード、タッチダウン7回を記録したが、6回のインターセプトを喫し、先発した5試合の戦績は1勝4敗にとどまった。ヤングはダルトンが交通事故で離脱を余儀なくされたことを受けて先発に復帰し、その後は一度も手綱を渡していない。
ビルズ戦でダルトンが先発する場合、1つだけ確かなことがある。ランディフェンスに苦戦しているビルズとの試合では、ランニングバック(RB)のリコ・ドウデルやチュバ・フバードが頻繁にボールを持つことになるだろう。
【RA】