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パッカーズがWRクリスチャン・ワトソンをPUPリストからアクティブ登録、スティーラーズ戦で復帰へ

2025年10月26日(日) 18:40

グリーンベイ・パッカーズのクリスチャン・ワトソン【Aaron M. Sprecher via AP】

グリーンベイ・パッカーズに助っ人がやってくる。

パッカーズはワイドレシーバー(WR)クリスチャン・ワトソン(膝、クエッショナブル)をPUP(故障者)リストからアクティブ登録し、現地26日(日)夜のスティーラーズ戦でシーズンデビューするための道を開いた。

ワトソンは、2024年レギュラーシーズン最後の試合で痛めたACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂から回復し、復帰を果たすことになる。26歳のワトソンは、ケガをするまではプレーメークを担うディープスレットとして活躍し、キャリア最初の3シーズンでレシーブ平均16.9ヤードを獲得していた。

クオーターバック(QB)ジョーダン・ラブとしては、パッカーズの長年のQBであり、元チームメイトでもあるアーロン・ロジャースとの対決を前に、ワトソンの復帰を喜んでいることだろう。

ラブはこれまでのところ、パサーレーティング(108.1)とパス成功率(69.3%)でキャリアハイを記録し、タッチダウン対インターセプト比も10対2を誇るが、これらをすべてワイドアウト陣からの大きな助けなしでやり遂げている。

シーズン第2週にWRジェイデン・リードが鎖骨を骨折したことで、パッカーズのパスゲームは混乱し、翌週にシーズン唯一の敗北を喫した。WRロミオ・ドゥブスはシーズン第4週のダラス・カウボーイズ戦でタッチダウン3回を記録したが、それ以降はエンドゾーンに到達していない。1巡目指名のルーキーで腰部の負傷のためにクエッショナブルとなっているWRマシュー・ゴールデンは才能の片りんを見せているものの、まだラブとの安定した連携を確立するには至っていない。

今季、ラブからタッチダウンパスをキャッチしたのはリードとドゥブスだけであり、2025年シーズンに試合で100ヤード超えを記録したパッカーズWRはまだ誰もいない。

ラブが好成績を維持できているのは、レシーブ23回、326ヤードでチームをリードし、タッチダウン4回を挙げているタイトエンド(TE)タッカー・クラフトのおかげだ。

ワトソンの存在が、ラブとその仲間たちのために可能性を広げるきっかけになるかもしれない。

パッカーズ(4勝1敗1分)は、日曜日のアメリカ東部時間20時20分【日本時間27日(月)9時20分】にスティーラーズ(4勝2敗)とのキックオフを迎える予定だ。

【M】