ニューオーリンズ・セインツがクオーターバック（QB）を変更する。

現地28日（火）、セインツの新人QBタイラー・ショウが日曜日に行われるロサンゼルス・ラムズ戦でキャリア初の先発出場を果たすと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが報じた。

今季最初の8試合に先発出場していたキャリア2年目のQBスペンサー・ラトラーは、前回のタンパベイ・バッカニアーズ戦の途中に交代させられ、今後はベンチに下がることになる。

セインツは現在26歳のショウが大学での経験を生かして将来的にフランチャイズQBとなることを期待し、4月にドラフト全体40位で指名した。

身長約196cm、体重約99kgと、NFLのQBとして模範的な体格を持つショウは、NFLスカウティングコンバインの40ヤード走で4.63秒という好成績を残した。大学で7シーズンを過ごしたショウの年齢や過去の負傷歴に関する懸念はあったものの、2024年シーズンにルイビル大学で活躍したことがドラフト2日目の指名につながった。

ショウとラトラーはトレーニングキャンプでジェイク・ヘイナーと共にポジション争いを繰り広げ、結果として8月末にラトラーが先発QBに指名された。

昨季に新人として6試合に先発したラトラーは、今季序盤も輝きを見せる瞬間があったものの、直近2週間の不振（インターセプト4回、そのうち1回はリターンタッチダウンにつながった）が響き、就任1年目のヘッドコーチ（HC）ケレン・ムーアはショウの実力を試すことを決めている。

ショウは日曜日、強力な守備陣を擁するバッカニアーズとの試合でラトラーと交代したが、セインツを得点ドライブに導くことはできなかった。それでも、ある程度は攻撃を進め、パス30回中17回を成功させて128ヤード、インターセプト1回を記録した。

【RA】