ベンガルズQBフラッコが肩鎖関節捻挫、ベアーズ戦出場は不透明
2025年10月30日(木) 08:54
クオーターバック(QB)ジョー・フラッコがシンシナティ・ベンガルズを苦境から救い出そうとする試みは、シーズン第9週に中断されるかもしれない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(水)に報じたところによると、フラッコは投球側の肩の肩鎖関節を捻挫しており、日曜日に行われるシカゴ・ベアーズ戦に出場できるかどうかは不透明だという。
フラッコはシーズン第8週に敗れたニューヨーク・ジェッツ戦の終盤に負傷し、一度はロッカールームへ下がったものの、すぐに復帰して1スナップも逃すことなくプレーした。ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは月曜日、フラッコの状態を日毎に観察していくと説明している。
水曜日、テイラーHCはフラッコが右肩の“強い痛みを伴う”肩鎖関節捻挫に悩まされており、練習には参加しないことを明らかにした。また、フラッコが日曜日の試合に出場できるかどうかを判断するのは時期尚早だとつけ加えている。
テイラーHCはフラッコについて「今このリーグで、最小限の練習量で試合に対応できる選手がいるとすれば、それは彼だ」と述べた。
「彼は試合に出たがっている。称賛に値するよ。ここに来てまだ3週間しか経っていないのに、プレーしたいと言っている。勝手に代弁はしたくないが、本人がそう言っていたんだ。今週を通して、それが可能かどうかを見極めなければならない。投球側の肩だ。痛みもある」
「だがまあ本当に、そんな状態で試合に出てプレーしたいと思う彼に称賛を送りたい」
フラッコが出場できない場合はジェイク・ブラウニングが先発を務める見込みだ。ジョー・バロウのバックアップとしてシーズン開幕を迎えたブラウニングは、バロウがつま先を負傷したことを受けてすでに3試合に先発している。ベンガルズはその後、10月7日にトレードでフラッコを獲得した。
「ジェイクの対応には満足している」と語ったテイラーHCは「今も懸命に努力している。ジェイクがフィールドに立って機会を得れば、チームを勝利に導いてくれると、私は確信している」と続けている。
プレーオフ進出が絶望的に見えるチームを復活させ、プレーオフに導くことで知られるフラッコは、クリーブランド・ブラウンズからオハイオ州の反対側に本拠を構えるチームにトレードされてわずか10日後、ベンガルズの先発として臨んだ2回目の試合で、ピッツバーグ・スティーラーズを相手に33対31の劇的な勝利をもたらし、チームに新たな活気を与えた。とはいえ、フラッコも壊滅的なディフェンスの崩壊を克服することはできていない。その悪影響は雪だるま式に膨らみ、ジェッツ戦の第4クオーターで相手に大量得点を許す結果につながった。
日曜日にフラッコが出場できず、ブラウニングが先発を務めるとなれば、状況はさらに厳しくなるだろう。ブラウニングは今シーズン、最後に先発を務めた試合で251ヤード、タッチダウン3回を記録したものの、ターンオーバーに苦しめられ、4試合で合計8回のインターセプトを喫している。ベンガルズが絶対に避けなければならないのは、相手オフェンスに余分な攻撃機会を与えることだ。
ベンガルズがベアーズを迎え撃つ日曜日までに、フラッコの状態が回復するかどうかに注目だ。
【RA】





































































