RBドウデルの影響は「無視できない」と語るパンサーズHCカナルス
2025年10月29日(水) 15:19
カロライナ・パンサーズのヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスは直近の2試合で誰の目にも明らかだったことを認めた。つまり、パンサーズはリコ・ドウデルが明らかにチームで最も有力なランニングバック(RB)であるという事実を無視できないということだ。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ケガから復帰したRBチュバ・フバードは直近の2試合で73回のスナップに参加し、ドウデルのスナップ数(52回)を大きく上回っているという。その2試合では、フバードがキャリー26回、65ヤード、タッチダウン1回を記録した一方で、ドウデルはその2倍以上の133ヤードをキャリー25回で獲得している。
『ESPN』によると、カナルスHCは現地27日(月)に「チュバは組織にとって非常に重要な選手であり、チームのアイデンティティを築く上で欠かせない存在だった。チュバには今後もフィールドに出る機会を与え、チームに良い影響をもたらしてもらいたいと考えていた」と述べ、こう続けたという。
「リコが過去数試合や、この2週間での出場機会で素晴らしい活躍を見せていたことは無視できない」
「彼はいくつか素晴らしいプレーを見せてくれた。テンポの良さと力強さが素晴らしい。それらについてはすべて、今週を通して話し合い、取り組んでいるところだ」
ドウデルがフバード不在のオフェンスをけん引し、連勝の原動力となっていたことを踏まえると、ケガから復帰したフバードに再び多くの仕事を任せたパンサーズの判断は意外だったと言えよう。
フバードがふくらはぎの負傷で欠場した2試合で、ドウデルは473スクリメージヤードを記録し、チーム記録を樹立。シーズン第6週にあと17ヤードを獲得していれば、2試合連続で200ヤード超えを達成できていた。
ドウデルは激しいプレーと闘志でチームに勢いをもたらしている。シーズン第8週はバッファロー・ビルズに大敗したものの、今季を通して精彩を欠いていたランディフェンスを相手に、キャリー8回で54ヤード(平均6.8ヤード)を記録し、最長で24ヤードを獲得した。一方のフバードは、タッチダウンを1回決めたものの、キャリー12回で34ヤード(平均2.8ヤード)という数字にとどまっている。2人の差は明らかだった。
カナルスHCは「チームがランプレーに対する考え方を確立できるよう、チュバが成し遂げてきたことには敬意を払わなければいけない。そして、リコがフィールドに立つたびに影響力を発揮している事実も無視できない」と話している。
パンサーズはシーズン第9週にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で首位に立つグリーンベイ・パッカーズと対戦する予定だ。そこでは、被ランヤード(552ヤード)で2位、プレー平均被ランヤード(3.7ヤード)で4位につけているパッカーズ守備陣と対峙することになる。
【RA】



































