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カウボーイズHCショッテンハイマーがブロンコス戦での大敗を経て守備陣の調整を約束

2025年10月29日(水) 14:12

ダラス・カウボーイズのブライアン・ショッテンハイマーHC【AP Photo/David Zalubowski】

ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは低迷するディフェンスに変化を加えることを約束した。

44対24で敗れたデンバー・ブロンコス戦を経て、ショッテンハイマーHCは現地27日(月)に「変わる理由は常にあるし、実際に変わるだろう」と述べている。

「それは約束できるし、お見せすることもできる。すでにミーティングを行い、その変化について話し合った。今は1試合がシーズン全体を左右すると思って臨んでいる」

ショッテンハイマーHCはその変化の具体的な内容については明かさなかった。

8試合を終えた時点で、カウボーイズは被得点と被ヤードの両方で31位に沈んでおり、いずれもシンシナティ・ベンガルズに次ぐワースト2位だ。プレー平均被ヤード(6.2ヤード)では、ベンガルズやシカゴ・ベアーズと並んで32位タイとなっている。

ブロンコスに敗れた試合では、守備のあらゆる面が壊滅的だった。パスラッシュではクオーターバック(QB)ボー・ニックスの29回のドロップバックに対してわずか7回しかプレッシャーをかけられず、サックは一度も決められなかった。ランディフェンスも機能せず、平均6.4ヤード、合計179ヤードを許した。パスディフェンスも崩壊し、オープニングドライブではインターセプトを決めたものの、最終的にはニックスに247ヤード、4タッチダウンを許した。

一方のブロンコスは、ニーダウンで終えた最終ドライブ以外の10回の攻撃のうち6回でタッチダウンに成功している。

「(ブロンコス戦での)パフォーマンスに満足している者はいない」とショッテンハイマーHCは語った。

「満足はできないし、十分とも言えない。スタッフも選手も基準を満たせなかったと自覚している。ではどうするか? 解決志向になるべきだ」

「解決策はスキームの調整や起用法の変更――ある選手の出場機会を増やすとか、そういったことだ。その結果は自然とついてくるだろう」

問題の一部は人員面にある。カウボーイズでは1対1で安定して勝つことができるディフェンシブラインマン(DL)が不足しており、タックルを外したり、自分の守備範囲から外れたりする選手が存在している。また、戦術面にも問題を抱えており、プレーを成功させられるよう選手を配置できていないゲームプランがあるのが現状だ。

ショッテンハイマーHCは、現地11月3日(月)に予定されているアリゾナ・カーディナルス戦を終え、シーズン第10週にバイウイークを迎えた後に、一部の計画を変更する可能性が高いと明かし、次のようにコメントした。

「そう言ったのは、バイウイーク前にアリゾナ戦があるからで、本格的なスタイルの変更はバイウイーク中に行うことになるだろう。その時こそ“よし、ここまでの9試合を振り返ろう。どんな問題点があったのか、修正はできたのか”と考えるチャンスになる」

「違うか? さて、私たちは今からあれもこれもやらなければならない」

3勝4敗1分のカウボーイズは、2勝5敗のカーディナルスにどうしても勝つ必要がある。ここで敗れれば、バイウイーク中に変更を加えても手遅れになってしまうかもしれない。

【RA】