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ブロンコスは胸筋負傷のCBサーテイン二世をIRに登録しない見込み

2025年10月30日(木) 11:53

デンバー・ブロンコスのパトリック・サーテイン二世【Brooke Sutton via AP】

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区で首位に立つデンバー・ブロンコスは、主力選手の長期離脱を回避するようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(水)に状況を知る人物の話をもとに伝えたところによると、ブロンコスが昨季に守備部門年間最優秀選手賞(DPOY)を獲得したコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世を故障者リザーブ(IR)に登録する予定ははないという。

サーテイン二世は日曜日に勝利したダラス・カウボーイズ戦で胸筋を負傷。診断後、ブロンコスがサーテイン二世をIRに登録し、少なくとも4試合を欠場させるのではないかという憶測が広まった。

リハビリ中もアクティブロースターに残されることで、サーテイン二世は欠場を3試合に抑えられる可能性がある。

シーズン第12週がバイウイークであることがチームの判断に影響した可能性は高い。ブロンコスは日曜日にヒューストン・テキサンズと対戦し、シーズン第10週にラスベガス・レイダース、シーズン第11週にカンザスシティ・チーフスと対決した後にバイウイークを迎える予定だ。サーテイン二世がIRに登録されれば、シーズン第13週のワシントン・コマンダース戦も欠場することになる。

何よりも喜ばしいニュースは、最終的な欠場数が3試合であろうと4試合であろうと、リーグ屈指のコーナーバックであるサーテイン二世がシーズン終盤には復帰するということだ。ブロンコスは、IRに登録しないことで1試合早く復帰させるか、離脱中にロースター枠をあけるかの選択を迫られた結果、今季もDPOY候補となっているサーテイン二世をより早く復帰させる方が有益だと判断したのだろう。

2024年ドラフト5巡目指名を受けたクリス・アブラムズ・ドレインと、2025年ドラフト1巡目指名を受けた新人のジャデイ・バロンが、ライリー・モスの逆サイドでサーテイン二世の代役を務める見込みだ。

2021年ドラフトで全体9位指名を受け、リーグ屈指のコーナーバックへと成長した25歳のサーテイン二世。2024年には、インターセプト4回――そのうち1回は100ヤードのリターンタッチダウンにつなげた――に加え、タックル45回、とパスディフェンス11回記録し、守備部門年間最優秀選手に選ばれた。今年はすでに9回のパスブレークアップを記録している。

【RA】