出場停止処分によって「さらに闘志が湧いた」と語るライオンズSブランチ
2025年10月30日(木) 14:17
デトロイト・ライオンズのセーフティ(S)ブライアン・ブランチが、1試合の出場停止処分を経てチームに復帰した。処分の発端となったのは、シーズン第6週にカンザスシティでチーフスに敗れた試合後に起きた乱闘騒ぎだった。
NFLはこの行為を受け、第7週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でブランチを出場停止とした。チームが勝利を収めたこの試合をどうしても見る気になれなかったとブランチは話している。第8週のバイウイークを挟み、ブランチは今回の処分を新たな原動力としてシーズンの後半に臨む構えだ。
チーム公式サイトによると、ブランチは「大きなモチベーションになった」とコメントしている。
「全力で戦う理由がまたひとつ増えた。自分のしたことについては謝罪したいし、あんなことは2度としない。決して許される行為ではないと思っている。でも、出場停止になったことで新たな闘志が芽生えたのは事実だ」
幸いにも、ブランチの他に3人の先発選手が不在でもライオンズは第7週の試合を制することができた。この試合では、“Legion of Whom(リージョン・オブ・フーム)”と揶揄されるセカンダリー陣が奮闘し、勝利に貢献した。出場停止とバイウイークが重なったことで、これまでの試合で身体を消耗していたブランチにとっては、2週間の回復期間となった。
ブランチほどの選手にとって、今回の処分がもたらしたモチベーションはおまけのようなものだ。
「よりモチベーションの高いブライアン・ブランチを目にすることになると思う」と、ライオンズのセーフティコーチを務めるジム・オニールは現地28日(火)に語った。
「彼が日曜日にどんなプレーを見せてくれるのか、今から楽しみだ。戻ってきてくれて本当にうれしい。これまで指導してきた中でも、ブランチは私の大好きな選手の一人であり、人としても最高だ。彼の闘争心は素晴らしいし、再びフィールドでその姿を見られるのが待ちきれない」
「正直、怖い存在だ。リーグでも間違いなくトップクラスの選手だからね」
ライオンズは日曜日にフォード・フィールドで3勝4敗と苦戦中のミネソタ・バイキングスと対戦する。バイキングスは直近4試合で3敗を喫している。
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