今後の厳しい戦いを見据えるレイブンズQBジャクソン、「今が正念場」
2025年10月30日(木) 14:26
ボルティモア・レイブンズはクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンを現地28日(火)のチーム練習にフル参加させた。スターQBは同日、報道陣の前にも姿を見せている。
これは、ハムストリングの負傷が完全に癒えたことを示す最も明確なサインとなった。
「久しぶりにチームメートたちとフィールドに立つのが待ちきれない」とジャクソンはコメントしている。
レイブンズは木曜日にマイアミ・ドルフィンズとのアウェー戦に臨む。ジャクソンは過去3試合を欠場しており、先週金曜日には練習にフル参加するとされていたものの、シーズン第8週のシカゴ・ベアーズ戦の出場は不確定のまま、メディア対応も行わなかった。翌土曜日に正式に欠場が決まり、金曜日の練習のステータスも後から限定的な参加に訂正された。この件について、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは単純なミスだったと説明している。
今回、ジャクソンは練習に最初から最後まで参加し、報道陣の前でも言葉を発した。そして視線の先には、重要なドルフィンズ戦がある。2勝5敗のレイブンズは前週のベアーズ戦で勝利を挙げ、4連敗をようやく止めた。しかし、ジャクソンの負傷が影響した序盤の苦しい出だしを立て直すには、まだ課題が山積している。
「今が正念場だ。毎週が生きるか死ぬかの戦いだ」とジャクソンは語った。
また、ジャクソンはロッカールームから卓球台などの娯楽を撤去することを提案したのは自分だと明かした。
「みんなが仕事を真剣にやっていないとは言わない。誤解しないでほしい。でも、今はそういうことをしている場合じゃないと思ったんだ。やるべきことが山ほどある」とジャクソンは説明している。
オフェンスタックル(OT)ロニー・スタンリー(足首)は火曜日の練習で限定的な参加にとどまったが、ラインバッカー(LB)テディー・ブキャナン(ふくらはぎ)、コーナーバック(CB)T.J.タンパ(肩)、そしてCBネイト・ウィギンス(鼠径部)はフル参加した。53人のロースター全員が何らかの形で練習に参加した。
「今季で初めて、53人全員が練習にそろった週になったはずだ。とてもいい光景だった」とハーボーHCは語った。
「多くの選手が参加してくれたし、非常に良い練習だった」
ただし、ハーボーHCは一つ気になる報告も加えた。9月に足首の負傷で故障者リザーブ(IR)入りしていたディフェンシブタックル(DT)ブロデリック・ワシントンが手術を受けるという。詳細については、近日中に改めて発表するとしている。
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