ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）が現地6日（木）、アルゼンチン出身の音楽プロデューサー兼DJでラテン・グラミー賞を4度受賞した経歴を持つBIZARRAPと、プエルトリコ出身のラッパー兼シンガーソングライターであるダディー・ヤンキーが、リーグ史上初めてスペインで行う試合のハーフタイムショーに出演すると発表した。この試合ではワシントン・コマンダースがマイアミ・ドルフィンズとマドリードのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで対戦する。

シャキーラ、ラウ・アレハンドロ、ケベドらトップラテンアーティストと共にヒット曲を生み出してきたBIZARRAPは、絶大な人気を誇り、世界で最もストリーミング再生されたアーティストトップ10に名を連ねている。さらに、アルゼンチン人アーティストとして初めてグローバルチャートで3曲を1位に送り込む快挙を達成し、グローバルトップ200には合計27曲をランクインさせている。

BIZARRAPは『YouTube（ユーチューブ）』で人気を博している“BZRP Music Sessions”で有名であり、自宅スタジオでさまざまなアーティストとコラボし、アーバンミュージックを制作・配信している。最近では“レゲトン界のキング”と称されるダディー・ヤンキーとコラボし、“BZRP Music Sessions, Vol. 0/66”を制作。これはマドリードで開催されるNFLの試合で初披露される予定だ。

「NFL史上初めてスペインで開催される試合のハーフタイムショーでヘッドライナーを務める機会を得られたのは、とても光栄だ」と語ったBIZARRAPは「特に、伝説的存在であるダディー・ヤンキーと共演できるのは特別なことだ。ステージでは新曲“Daddy Yankee: BZRP Music Sessions, Vol. 0/66”を披露する予定だ――楽しみで仕方ない」と続けた。

BIZARRAPはハーフタイムショーで代表曲をいくつか披露し、伝説的なセッションに敬意を表する。なお、今年初めに正式に引退を撤回したダディー・ヤンキーとBIZARRAPがライブパフォーマンスで共演するのは、今回が初めてだ。

ダディー・ヤンキーは「信じられないほど才能あふれるBIZARRAPと再びステージで共演できることを本当に楽しみにしている」とコメント。

「音楽と、俺たちが一緒に作り上げた素晴らしい楽曲に心から喜びを感じている。それを世界中のファンと共有することに、すでに大きなやりがいを得ている。マドリード、NFL、準備しておけ。最高のショーにするぞ！」

NFLグローバルゲーム・プレゼンテーション＆エンターテインメント担当シニアディレクターのティム・トゥビトは次のように述べている。

「私たちはインターナショナルゲームでのパフォーマンスを通じて、世界中のラテンアーティストを引き立て、このジャンルの重要性と魅力を世界に示してきた。NFL史上初となるマドリードでの試合にBIZARRAPとダディー・ヤンキーを迎えられることを大変うれしく思う。“BZRP Music Sessions, Vol. 0/66”の初披露や、試合前に登場するインスピレーションあふれるタレントなど、歴史的な瞬間をファンの皆さんに目撃してもらうのが楽しみで仕方がない。音楽と文化の祭典を、ぜひお見逃しなく」

NFLは史上初のマドリードゲームを盛り上げるべく、活気あふれる多彩な音楽を披露する予定で、マドリード海兵隊軍楽隊がスペイン国歌“国王行進曲”を演奏し、マドリードを拠点とするボーカリストのカリーナ・パシアンがアメリカ国歌を披露する。

コマンダースとドルフィンズは現地時間16日（日）15時30分【日本時間23時30分】からマドリードのベルナベウ・スタジアムで対戦する予定だ。2025年NFLマドリードゲームは、NFLの公式インテリジェントデータインフラストラクチャパートナーである『NetApp（ネットアップ）』の提供で実施される。

NFLは史上初のスペイン開催試合にとどまらず、年間を通じてファンと交流しながら、スペイン国内のあらゆるレベルでアメリカンフットボールの普及、発展に注力している。

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