ミネソタ・バイキングスのランニングバック（RB）エイドリアン・ピーターソンの復活が近い。

バイキングスのオールプロ、RBのピーターソンが現地29日（火）、練習場に姿を現し、ランニングドリルに参加した。これは『NFL Network（NFLネットワーク）』のステイシー・デイルズが報じたもの。31歳のピーターソンは先週末に受けた一連の検査結果を受け、今週の練習参加への許可が下りた模様だ。

火曜日、ピーターソンの状態について問われたバイキングスのヘッドコーチ（HC）マイク・ジマーは記者に対して「状態は良さそうだ。予定よりも早く回復していると思う」と語った。

NFLネットワークのイアン・ラポポートは先週末、ピーターソンはプレーオフ前の12月ごろに復帰する見通しであると報じていた。

これはバイキングスにとってはもちろんのこと良いニュースであるが、もしかするとピーターソンにとっては話が違うかもしれない。なぜなら彼が離脱した時のチームと、現在のチームとでは様相が全く異なるからだ。10月3日のニューヨーク・ジャイアンツ戦以来、ちぐはぐなチームの攻撃陣が100ヤード以上のランをマークした試合は1度もない。

この少し狂ってしまった攻撃陣の歯車を修正できる選手がいるとすれば、それはプロボウルに7度選出のRBピーターソンと言えるだろう。

ここ数カ月間、バイキングスは攻撃陣の要を不在のまま戦ってきたが、ピーターソンが今後いつ復帰するのか、具体的な日程はまだ定かではない。ピーターソンは9月後半に半月板損傷の手術を行ったばかりであり、ランニングのドリルに参加するだけではまだまだ完全復帰が近いとは言えないかもしれない。