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ペイトリオッツOTキャノン、5年の契約延長で合意

2016年11月30日(水) 13:00

ニューイングランド・ペイトリオッツのマーカス・キャノン【Greg Trott via AP】

ニューイングランド・ペイトリオッツは高額年俸の支払い日が近づくと、選手を放出、あるいは、トレードに出す冷徹な球団であるといった話をよく耳にするが、本当にチームに貢献している選手への彼らの報い方は称賛すべきものである。

最近の例で言えば、チームとオフェンシブタックル(OT)のマーカス・キャノンは1,450万ドル(約16億2,750万円)の保証付き、3,250万ドル(約36億5,000万円)の5年契約を結んだ。情報筋が『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに明かした。また、第一報を伝えたのは『ESPN』だ。

28歳のキャノンは2011年ドラフト5巡目でペイトリオッツからの指名を受けた。

ペイトリオッツというチーム名やペイトリオッツの素早いパス攻撃からはオフェンシブラインプレーの強さはあまりイメージされないかもしれないが、キャノンはリーグの中でもトップクラスにチーム貢献度が高いDTだ。タックル(T)ネイト・ソルダーとのコンビは今シーズン、抜群の成績を収めており、そのタフさにも一目置かねばならない。キャノンは今シーズン、10試合全ての試合で先発出場し、スイングタックルからレギュラーとしての地位を確立した。

今回のキャノンの契約により、臀部(でんぶ)負傷によって今シーズンの出場はない、かつてのドラフト2巡目Tセバスチャン・ボルマーの放出が考えられる。彼は今シーズン終了後、フリーエージェントとなる。

かつては身長約195cm、体重約163kgの体格を生かして相手ディフェンスを封じ込めたベテランのスカーネッシアが今シーズン、ペイトリオッツにオフェンシブラインコーチとして復帰。キャノンはスカーネッシアに全幅の信頼を置いている。クオーターバック(QB)トム・ブレイディを守ることが何よりも先決されるペイトリオッツは、オフェンシブラインへの投資には糸目を付けないのだ。