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テキサンズQBストラウドが3試合連続で欠場、ビルズ戦はQBミルズが先発へ

2025年11月19日(水) 08:33

ヒューストン・テキサンズのC.J.ストラウド【Cooper Neill via AP】

ヒューストン・テキサンズは再びフランチャイズクオーターバック(QB)を欠いた状態でプレーオフ争いを乗り切らなければならない。

現地18日(火)、ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズが木曜夜に行われるバッファロー・ビルズ戦からC.J.ストラウドを除外すると発表。これにより、ストラウドは脳しんとうによって3試合連続で欠場することになった。

ストラウドは火曜日に限定的ながら練習に復帰したものの、ショートウイーク中に完全回復を遂げることができなかったため、デイビス・ミルズが再び先発を務めることになる。

ストラウドはシーズン開幕から3連敗したテキサンズを立て直し、その後の4試合で3勝に導いたが、シーズン第9週に敗れたデンバー・ブロンコス戦の序盤に脳しんとうを発症。代わりに出場したミルズは守備主体の試合でほとんど成果をあげられず、パス30回中17回成功で137ヤードという数字にとどまった。

しかし、ミルズはその後の2試合でより良い結果を出している。シーズン第10週には、第4クオーターを迎えた時点で29対10と劣勢に立たされていたにもかかわらず、2回のタッチダウンパスを通した後、自ら走ってタッチダウンランも決め、奇跡的な逆転劇を演出した。前回のテネシー・タイタンズ戦では274パスヤード、タッチダウン1回を記録。2試合連続で接戦を制し、16対13の勝利をもたらした。

そうした活躍により、テキサンズは5勝5敗となり、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)で8位と、プレーオフ進出まであと一歩のところに迫っている。

テキサンズがビルズ(7勝3敗)を倒し、依然として手強いカンザスシティ・チーフス(5勝5敗)とボルティモア・レイブンズ(5勝5敗)をそれぞれ第9シード、第10シードで抑え込みたければ、ミルズにはこれまでと同様の活躍が求められるだろう。

その先は、ストラウドが先発に復帰することが期待されている。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で首位に立つインディアナポリス・コルツと相まみえるシーズン第13週の重要な一戦までに、通常より少し長い準備期間があることを踏まえると、その可能性はより高まるだろう。

【RA】