スティーラーズHCトムリン、唾を吐いたベンガルズWRチェイスに手を出したDBラムジーをとがめず
2025年11月20日(木) 13:19
ピッツバーグ・スティーラーズのディフェンシブバック(DB)ジャレン・ラムジーは、シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスに唾を吐きかけられた瞬間に咄嗟に反応し、退場処分となった。ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは、この行為をとがめるつもりはなかった。
「顔に唾を吐きかけられたなら、特別に伝えることなどない」とトムリンHCは現地18日(火)に語った。
少し間を置き、「本能に任せればいい」と付け加えている。
ラムジーが本能のままに動いた結果が、チェイスのフェイスマスクをつかみ、ヘルメットを殴る行為だった。
34対12でスティーラーズが勝利した試合の残り12分、チェイスとラムジーは口論を始め、ラムジーは手を出したことで退場処分となった。試合後、『FOX19 WXIX(フォックス19 WXIX)』が公開した映像では、チェイスが否定していたにもかかわらず、実際にラムジーへ唾を吐きかけていた事実が確認されている。
「その件については把握しているし、当然ながら試合中にジャレンとも話をした」とトムリンHCは述べている。
「あれは残念な出来事だ。フットボールという競技に許される行為ではなく、本来のフットボールとはかけ離れたものだ。だから、これ以上コメントするつもりはない。NFLオフィスが判断を下したのだから、われわれは前に進むだけだ」
NFLの判断は、チェイスに1試合の出場停止処分を科すというものだった。チェイスは異議申立てを行ったが認められず、ヒアリングオフィサーのジョーディ・ネルソンが火曜日に1試合の出場停止を支持した。
一方、唾を吐かれたことへの反応としてチェイスを殴ったラムジーに対し、NFLは出場停止処分を科していない。
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