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突然の4試合欠場を経て復帰したチーフスLTシモンズ、欠場理由は明かさず

2025年11月20日(木) 13:27

カンザスシティ・チーフスのジョシュ・シモンズ【AP Photo/Gary McCullough】

カンザスシティ・チーフスからドラフト1巡目指名を受けた新人レフトタックル(LT)ジョシュ・シモンズは現地19日(水)、4試合を欠場していた間も組織からサポートを受けていたと語ったが、突然チームを離れた理由については明らかにしなかった。

シモンズは日曜日に復帰し、22対19で敗れたデンバー・ブロンコス戦に先発出場した。シモンズは10月6日を最後に、試合に出ていなかった。

チームを離れてから初めて公の場でコメントしたシモンズは「失礼ながら、うちにとどめておきたいと考えている」と語った。

4月に行われたドラフトの全体32位でオハイオ州立大学出身で現在22歳のシモンズを指名したチーフスは、シモンズが昨シーズンの大半を棒に振ることになった膝のケガを克服し、長年待ち望んできたクオーターバック(QB)パトリック・マホームズのブラインドサイドプロテクターになることを期待していた。

シモンズはケガから早く復帰しただけでなく、キャンプで有望な姿を見せ、早々に先発の座をつかんだ。シーズン最初の6週間はフィールドに立ち、その急速な成長ぶりでコーチ陣やチームメイトを感心させていた。

マホームズは水曜日に「つまり、彼は素晴らしいフットボール選手で、出場するたびに上達してきた」とコメント。

「これからもさらに成長していくだろう。彼自身にとって重要なのは、日々上達していき、最高の選手になるために努力し続けることだ。可能性は無限大だと思う。さらに上を目指すには、努力し続ける必要がある」

身長約196cm、体重141kgのオフェンシブラインマンがチームに戻ってきたことで、今後はずっと戦いやすくなるはずだ。

ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードが“家庭の事情”と説明した問題に対処していたシモンズは、チームを離れていた期間もジムやトレーニング施設を利用できたと明かした。また、プレーブックも手元にあり、テレビでチームメイトのプレーを見ることもできたと話している。

チーフスは現在5勝5敗であり、日曜日にはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区首位のインディアナポリス・コルツとの重要な一戦を控えている。

シモンズは「チームとは率直にやりとりしていた。特に終盤はね」と語り、今後はシーズン終了までチームと行動を共にするとつけ加えた。

「いつも俺の様子を気にかけてくれるチームメイトもいた。もちろん彼らにも試合があったけど、そういうチームメイトがいるからこそ、早く戻って彼らのために戦いたくてたまらなかった」

シモンズは復帰初戦で手強い相手と対峙した。ブロンコスは総サック数で大差をつけてNFLトップに立っているだけなく、個人のサック数でリーグ内3位につけているラインバッカー(LB)ニック・ボニートも擁している。先週日曜日、ブロンコスはマホームズを合計3回地面に倒した。

シモンズは「そういう相手との対戦が、復帰戦にふさわしかった」と話し、「でも、1週間を通じてチームメイトたちが助けてくれていた」と続けた。

水曜日には、脳しんとうプロトコルにとどまっているレフトガード(LG)キングスレイ・スアマタイアが練習に参加しなかったことや、ワイドレシーバー(WR)ゼイビア・ワーシーがフィールドには立ったものの練習には参加していない様子だったことが明らかになっている。リードHCはワーシーが足首のケガを悪化させたと述べていた。

また、直近の2試合を欠場していたランニングバック(RB)アイゼア・パチェコは、右膝に装具をつけた状態で練習に復帰している。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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