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【2016年第13週】カウボーイズが11連勝、プレーオフ進出にまた一歩前進

2016年12月02日(金) 14:35

ダラス・カウボーイズのデズ・ブライアント【AP Photo/Jim Mone】

現地1日(木)、第13週のサーズデーナイトフットボールとなるダラス・カウボーイズ対ミネソタ・バイキングスが行われた。試合は両チームの守備陣が奮闘し、得点の少ない接戦になるも、要所で得点を決めたカウボーイズが17対15で勝利して今季11連勝を成し遂げると同時に、プレーオフ進出にまた一歩前進した。

立ち上がりはバイキングス攻撃陣がブリッツを駆使したディフェンスでカウボーイズ攻撃陣に得点のチャンスを与えず。第1クオーター中盤には新人ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットからファンブルを誘い、リカバーこそ逃すものの爆発的な攻撃力を持つカウボーイズに思い通りの試合展開を許さない。クオーターバック(QB)サム・ブラッドフォードがワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンに16ヤードパスを通して敵陣に進んだバイキングス攻撃陣は、確実にフィールドゴールを成功させて先制点を決める。

第2クオーター序盤にもカウボーイズ攻撃陣から再びファンブルを誘ったバイキングス守備陣。ここではミドルラインバッカー(MLB)のエリック・ケンドリックスがリカバーし、バイキングスが得意のディフェンスで試合をコントロールする。しかし、バイキングス攻撃陣はこれを得点に結びつけられず、流れを引き寄せることができない。対するカウボーイズはQBダック・プレスコットの14ヤードランで勢いづくと、続けてプレスコットがエースWRデズ・ブライアントに56ヤードの見事なロングパスを通して一気にエンドゾーン目前まで攻め込む。最後はエリオットが押し込んでタッチダウン、カウボーイズが逆転に成功した。試合はそのまま7対3とカウボーイズがリードして後半に突入する。

前半終了前にわき腹を負傷したとしてベンチに下がっていたブラッドフォードだったが、第3クオーター最初のプレーではWRチャールズ・ジョンソンに25ヤードパスを通してプレーに問題ないことを証明する。同クオーター中盤までは両チームともオフェンスのリズムをつかめず、追加点の機会を得られなかったが、クオーター終盤にRBマット・アシアタの14ヤードパスで敵陣へと進んだバイキングス攻撃陣が、ここでもタッチダウンを逃したもののフィールドゴールを成功させて1点差に詰め寄る。さらに、直後にはベテランディフェンシブエンド(DE)ブライアン・ロビンソンがプレスコットからファンブルを誘い、敵陣19ヤードでリカバー。再び得点のチャンスにつなげて第4クオーターを迎えた。

結果的に敵陣15ヤードまで進むことができなかったバイキングス攻撃陣は、フィールドゴールを決めて逆転する。しかし、バイキングスはその後、パントリターンの際にシーレンがファンブルしたボールをカウボーイズにリカバーされてしまい、自陣8ヤードでボールを明け渡してしまう。この好機をカウボーイズが逃すはずはなく、プレスコットがブライアントに8ヤードパスをつなげてタッチダウン、あっという間にリードを奪い返す。反撃に出たいバイキングスだが、オフェンスが勢いに乗れないままクオーター終盤に突入。対照的にフィールドゴールで追加点を決めたカウボーイズが試合の主導権を握る。試合時間1分44秒を残してボールを手にしたバイキングスは残り30秒でタッチダウンを成功させるも、2ポイントコンバージョンとオンサイドキックを失敗して万策尽きた。

カウボーイズQBプレスコットはパス18回中12回成功、139ヤード、1タッチダウンに加えてキャリー6回、37ヤードを走る活躍で勝利に貢献している。RBエリオットはキャリー20回、86ヤード、1タッチダウンをマークして好調をキープ。ファンブルに苦しめられた一方で、ディフェンス陣が奮闘したカウボーイズはチーム全体で勝利をもぎ取った。

バイキングスQBブラッドフォードはパス45回中32回成功、247ヤード、1タッチダウンで試合を終えている。これでバイキングスは2連敗となってしまった。