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ビルズRBマッコイ、憧れのQBにチャレンジ

2016年12月02日(金) 14:46

バッファロー・ビルズのルショーン・マッコイ【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

誰もが皆、1度はクオーターバック(QB)になりたいと思ったことがあるのではないか。QBというポジションはアメリカンスポーツの中でもひと際特別で栄誉あるものだ。しかしながら残念なことに、プロのレベルでこのポジションをこなせる者は極々わずかである。さらに、それらの中でも活躍する人の数は限られてくるのだ。

バッファロー・ビルズでランニングバック(RB)を務めるルショーン・マッコイは、チームのQBであるタイロッド・テイラー、EJ・マニュエル、カーデール・ジョーンズにいかに自分がQBとしての才能があるかを見せつけたかった。マッコイにはRBだけではなく、QBとしても活躍できるという自信があったに違いない。テイラーはマッコイに対し、「よし、じゃぁもし本当に俺たちみたいなクールなQBになりたいなら、まずこの辺り(約20ヤード)からボールを投げてあの大きいネットの中に入れてみてくれよ」と伝えた。

マッコイはおそらくこう言っただろう。

「本気で言っているのか? 俺は2度オールプロになっているんだ。もしかしたら殿堂入りもあり得るレベルさ。たったこの距離からあそこのネットにボールを入れるなんて朝飯前だろう。俺がQBになれるレベルだというのを、その目で確認しな」

『Twitter(ツイッター)』のビルズ公式アカウントには、マッコイのQBチャレンジ動画が投稿されると共に、「速報:ルショーン・マッコイはランニングバック一本で今後もいくようだ」とのコメントも添えられている。

12月、ニューヨークの夜は常に冷え込む。しかし、ルショーン・マッコイにとってこの晩は特別な寒さだったに違いない。