レイブンズ戦完封負け後にベンガルズQBバロウが“楽しさ”に関する発言の真意を説明
2025年12月16日(火) 12:03
シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウは、ホームでボルティモア・レイブンズに完封負けを喫する前、フットボールをしていてあまり楽しくなかったと話していた。今季のベンガルズには笑顔になれる材料はほとんどなく、チームはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルを迎えた一戦でも24対0の大敗。これにより、ベンガルズは正式にポストシーズン進出の可能性を失った。
バロウは先週、「続けていくなら、楽しいと感じなければならない」と率直に口にした自身の発言について、ベンガルズの組織に向けたものではなかったと説明している。
『ESPN』によれば、バロウは試合後に「自分のコメントはシンシナティとは何の関係もない。自分自身のこと、自分の考え方、そしてフットボールに対する向き合い方について話しただけだ」と語ったという。
厳しい寒さに見舞われたシンシナティでのこの日の試合で、スターQBが楽しんでプレーしているようにはとても見えなかった。バロウは39回中25回のパス成功で225ヤード、タッチダウン0回、インターセプト2回。パサーレーティング58.2は、キャリアで2番目に低い数字だ。2つのインターセプトはいずれもレイブンズ陣内30ヤード以内で喫したもので、そのうち1つはピックシックスとなり、ホームチームの反撃ムードを完全に断ち切った。
バッファロー・ビルズに敗れた先週の試合の後には、ほぼ完璧なプレーができたと振り返っていたバロウだが、この日の出来はキャリアの中でも最悪の部類に入るものだった。
「自分にとっては、これまでで最悪の試合の一つだったと思う」とバロウはコメント。
「自分自身や自分のプレーには正直でいたいし、高い基準を自分に課している。だけど、今日はその基準にはまったく届かなかった」
バロウが先発したチームが完封負けを喫したのは、ルイジアナ州立大学(LSU)在籍時の2018年、アラバマ大学と戦った試合以来となる。
この日のオフェンスは全体として噛み合わなかったが、サック3回を浴びたバロウはその責任の多くを自らに求めた。
「弱いチームは、負けにつながるプレーをしてしまうものだ」とバロウは語る。
「チャンピオンシップ争いに絡んでプレーオフに進みたいのであれば、まずクオーターバックが今日の自分よりも良いプレーをしなければならない」
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